続・日本未発売車の宝庫!――イマイ的世界の旅 バリ編その4+D Style モテるクルマの選び方(1/2 ページ)

» 2008年09月25日 11時33分 公開
[今井優杏,ITmedia]

 バリに行って観光客が一番よく乗るクルマ、それがタクシー。世界中どこでも観光客の強い味方ですが、特にバリでは観光の目的にあわせて、シャトルバスを利用することなくタクシーで自在に街を渡り歩く方も多いのではないかと思います。

 例えば、マリンスポーツを思いっきり楽しみたい! って方はヌサドゥア、芸術に触れたい人はウブド、ショッピングをしたい人はクタからレギャンあたり……という具合に。

 ちなみにタクシー、初乗りは5000ルピアで、約65円(2008年9月現在)。以後は100メートル走行ごとに400ルピーずつ加算されます。日本の物価からするとあり得ないくらい安く感じてしまいますね。

photo ヴィオスタクシー。これは初代ヴィオスの前期型

 そのタクシーに使われていた車両がTOYOTA VIOS(トヨタ・ヴィオス)。直4の1500ccですから、車体のイメージとしてはトヨタ・プラッツにとっても近いです。

 両車種ともにトヨタ「ヴィッツ」の派生車種ですから、似ているのも当然、なんですけど、ヴィオスはヴィッツにトランクをくっつけてちょっと車高を落としたような感じ。ややもったりしたスタイリングに感じられます。ちなみに、このヴィオスは中国や東南アジアで販売されています。


photo ヴィオスの車内。これは2代目ヴィオスのもの。メーターが中央に配置され、ダッシュボードがすっきり。速度はデジタルで表示されます

 ちなみに、ブルーの車体に白い行燈(屋上灯)、そこに「TAKSI」もしくは「TAXI」と書いてあれば、メータータクシーと思ってよいでしょう。日本人観光客に対してメーターを倒さずにチャーター使用を持ちかけてくるドライバーもいますが、メーターを倒せ! と強く言えば大丈夫。

 車内にはバリのお供え物である「チャナン」が置かれていることも多々あります。乗り味うんぬんを語れないほどに乗りつぶされているタクシーも多いのですが、近年そんなにヒドい状態(シートが破けて中のスポンジがボロボロ出ていたり、ダンパーが抜けてガタガタだったり)のタクシーに当たることは少なくなりました。


photo ビーチにて、ひときわ迫力のMITSUBISHI Triton GLX!いかつすぎます。アジアモデルのクルマに慣れた目にはめっちゃ新鮮でかっこよかった〜

 観光産業が上向きである証拠でしょう。

 さて、こんなにバリで幅を利かせるトヨタですが、「じゃあバリで一番ステイタスあるトヨタ車はなんなのよ?!」とキジャンで送迎を担当するバリニーズに聞いてみたところ、「僕的にはランドクルーザー、一番クールだね」という答えが返ってきました。

 「うちのボスはカーナビ付きのランドクルーザーに乗ってるんだけど、そのナビは日本語で話すんだ! だからもちろん地図は日本のもの。ここじゃ役に立たないね!」ですって。

 遠い異国の地でそのナビ、どこを指してるんでしょうか……ちょっと見てみたい。

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