ルノー、コンパクトハッチ「トゥインゴ」を14年ぶりに刷新+D Style News

» 2008年09月24日 16時30分 公開
[ITmedia]
photo トゥインゴ GT

 ルノー・ジャポンは9月24日、14年ぶりにフルモデルチェンジしたコンパクトハッチバック「トゥインゴ」の販売を発表した。11月7日に発売し、価格はベースモデル「トゥインゴ」が198万円、スポーツ性を高めた「トゥインゴ GT」が240万円。

 トゥインゴは1993年に初代モデルが発売され、これまでにおよそ240万台が販売されたロングセラーモデル。今回のモデルチェンジでは、先代モデルの特徴だったコンパクトな車体や多彩な室内アレンジ機能などを引き継ぎつつ、環境・安全性能などに磨きをかけている。

 ベースモデルには最高出力75馬力(56kW)の1.2リッター直列4気筒エンジンとシーケンシャルモード付き5速のトランスミッションを採用した。一方GTモデルには新開発の1.2リッター直列4気筒ターボのTCE(turbo control efficiency)エンジンを搭載し、“1.2リッターと同等の燃費、1.4リッター並みの馬力、1.6リッター並みのトルク”を実現するという。最大出力は100馬力(74kW)、また2000rpmという低い回転域で最大トルクの97%を発揮する。トランスミッションは5速MTが設定された。

 ロールを適度に抑えるフロントサスペンションと、ラバーブッシュを挟み込んだリアサスペンションで、安定した走行と振動の少ない快適な乗り心地を追求。またボディーサイズのアップに加え、フロントとリアのオーバーハングも短くなり、室内空間が拡大された。シャシーは先代ルーテシアに採用していたものをベースに開発、GTモデルには専用のチューニングを施し、よりスポーティーな乗り心地となっている。

 左右独立のリアシートは、それぞれスライドや折りたたみが可能で、荷室を自由にアレンジできる。小物を入れるスペースも先代のおよそ2倍に拡充され、使い勝手を高めた。安全面では6つのエアバッグ、衝突時に体がシートベルトの下側に引き込まれ、腹部が圧迫されるのを防ぐアンチサブマリン形状のシートベルトなどに加え、ABS、緊急時ブレーキアシストシステムを標準装備。またGTには横滑り防止装置ESPも搭載される。

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