アクセルペダル重くしてエコ運転支援――日産が世界初「ECOペダル」+D Style News

» 2008年08月04日 15時23分 公開
[ITmedia]

 日産自動車は8月4日、アクセルペダルの反力(ペダル踏み込み時に足裏に伝わる力)を使ったエコドライブサポートシステム「ECO(エコ)ペダル」を開発したと発表した。2009年度に発売する新型車から採用を開始する予定だという。「アクセルペダルの反力を使って燃費状況を知らせ、エコドライブをサポートするシステムは世界初」(同社)。

photo ECOペダルメーター

 発進時や走行時にある一定以上アクセルを踏み込み過ぎると、必要以上に燃料を消費してしまうことは広く知られている。「ECOペダル」は、この“アクセルの踏み過ぎ”をペダルの反力を上げる(少し重くする)ことでドライバーに知らせるシステム。同社の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2010」でのエコドライブ推進技術の一つとして開発された。

 アクセルペダルの反力を上げるポイントは、エンジンの燃費率とAT伝達効率をもとに算出。あわせて燃費状況をランプ色と点滅で事前に知らせることで、足からの感覚と表示による視認の両方でドライバーに伝え、燃費の良い運転をアシストする。

 「ドライバーはアクセル踏力が重くならないよう、あるいはエコランプが緑からアンバー色に切り替わらないようにすると、燃費の良い運転が可能。5〜10%程度の燃費向上が見込まれる」(同社)

photo ECOペダルのシステム構成図

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