ビー・エム・ダブリューは6月16日、ハイパフォーマンスカー「M3」のクーペ/セダンに、F1テクノロジーに基づいて開発されたトランスミッション「M ダブル・クラッチ・トランスミッション(ドライブロジック付き)」(M DCT Drivelogic)を採用し、販売を開始した。価格はクーペが1050万円、セダンが1020万円。
今回搭載されたのは、素早くスムーズな変速を可能にするツインクラッチ式のセミオートマチック・トランスミッション。ギアセットを偶数段と奇数段の2つに分け、それぞれにクラッチを設置、2つのクラッチを交互に使用することで、エンジンパワーの伝達を中断させることなくギアチェンジができる。
F1マシンと同様に7速を設定し、シフトチェンジの際にはステアリングのパドルシフト、センターコンソールのセレクターレバーを使用する。また、ドライブ・モードを利用することにより、自動変速も可能。最高出力420馬力を発生する4リッターV型8気筒エンジンと組み合わされることで、従来よりもさらにスポーティーなドライビングが可能となった。
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