彼女の心がつかめる! ペットがくれる“出会い” : 意外な“出会いのチャンス”!特集 (1/3 ページ)
2008年、年が明けてまもなくに報道された、歌手で俳優のミッキー・カーチスさんの再々婚は衝撃的なニュースだった。お相手の女性は36歳。なんと33歳の年の差! しかもその出会いは、彼女が連れていたペットのトイプードルがきっかけのナンパだというから2度ビックリである。
また、ペットフード工業会の調査によると、2007年に全国の1人暮らしの世帯で飼われているワンちゃんは179万8000匹! そんなペットの代表格である犬のコミュニティーで生まれる“出会い”について、ペット事情に詳しいライターの鈴木夕未さんはこう語る。
まず、犬を連れていれば、誰にでも自然と気軽に声を掛けられますよね。さらに相手も犬を連れていて、犬同士が近づけば、飼い主同士もあいさつや言葉を交わしやすくなります。気に入った女性ならさらに「毎日いつごろお散歩しているんですか?」と一声かけて、再会へのステップも踏めますよ!
犬同士が仲良くなったら、一緒に散歩するというのもありえます。「今度、一緒にドッグランでも行きませんか」なんて、誘いやすいですよね。ペット同伴OKの大型商業施設に併設されたペットショップやドッグカフェも、出会いの場として有効です。ショップスタッフは犬好きな人が多いですから、そこでの交流から、恋愛に発展させる人もいます。チャンスには貪欲に! 愛犬も応援してくれますし、勇気100倍です!!
ドッグアパレル「ペットパラダイス」、ドッグホテル「evoldog」、ドッグカフェ「FRESHNESS DOG CAFE」などのショップ&カフェがあり、ワンちゃんと歩行OKの大型商業施設として、愛犬家から人気の「横浜ベイクォーター」(http://www.yokohama-bayquarter.com/ )。「Bay Dog Festa」など、愛犬家が楽しめるイベントも積極的に行っている。
「ワンちゃんを通して知らないお客様同士がコミュニケーションをとる姿や、同じ犬種同士のワンちゃんがオフ会などで集まっている姿をよく目にします。都会において新たなコミュニケーションが行われていることは大変うれしいことであり、そのようなコミュニケーションの場を今後も提供していきたいと思っています」(広報・田中智枝さん)
2006年から開催され、年々全国から応募者が増え続けている「横浜ベイクォーター・マスコット犬コンテスト」。2008年度のマスコット犬はフレンチブルドックのアラン君。愛嬌のあるルックスは、女性の好感度も大!
わたしの周囲の女性が飼っている犬種はミニチュアダックスフンド、トイプードル、フレンチブルドック、チワワ、パグ、ヨークシャーテリア、ミニチュアシュナウザーなどの小型犬が圧倒的に人気ですが、小型犬を連れている男性に対して女性は、「きっと彼女や奥さんがいる」、あるいは「ペットで女性の興味を引きたいプレイボーイだろう」と思いがちです。中型犬を連れている男性の方が、一緒に走っていたりすると映画のワンシーンみたいでカッコイイですし、男気も感じますね。ただ女性が小型犬を飼っている場合、小型犬は大型犬に自分からあまり近づかない傾向にありますから、飼い主の方でチャンスを作りましょう!
鈴木夕未●すずきゆみ
ミニチュアダックスフンド(ワイヤー)の愛犬チャイ(3歳/メス)を飼い、ワンちゃん情報誌の仕事に約2年半携わる。主な著書に『台湾無印美食』(TOKIMEKIパブリッシング)などがある。
ちなみに、小型犬を飼っている男性はプレイボーイの印象を持たれやすいとのことだが、まさにその印象通りのエピソードもある。
「ペットの“愛らしさ”で女の子をたくみに自宅に誘いこむ男性のテクニックを、つい最近聞いたんです。その彼が飼っている犬は“抱き心地がいい”種類で、しかも抱っこしたときに、服に毛がつかないのだそう。もうこの時点で、何かアヤシイ感じがしますよね(笑)」(ライター・佐々木真理さん)
当の男性は、スイーツ&ペットという、女性の“2大ラブ”な要素を駆使し、気になる女性を攻略するという。
女の子は話題のスイーツが大好き! 「ちょっと寄っていかない?」――そんな誘い文句に使えるスイーツ店が、プランタン銀座B2Fにテイクアウト店を構える「チャプチーノ」。お食事系パンケーキで大注目を浴びた代々木上原のパンケーキ専門店が、デザートとして開発したカップケーキ部門を独立させた同店。珍しいシフォン生地を使い、色鮮やかな生クリームデコレーションが人気!
チャプチーノ(Ciappucino)プランタン銀座店
東京都中央区銀座3-2-1 プランタン銀座B2F
03-3567-0077
「洒落たレストランで食事をして女性を喜ばせ、『デザートは僕の家で……』がお決まりの口説き文句だそうです(笑)。でも女性は男性の裏心に敏感に反応しますよね? そこで女性の興味を引いて警戒心をなくすために、ペットの話を持ち出すようです」
彼の部屋に入った女性はペットに歓迎されて“抱っこ”をしているうちに癒され、何となく長居してしまうとのこと。
さらに! 出張などで家をあける時に、「犬がかわいそうだから一緒にいてあげて」と犬の世話をお願いするというハイテクニックも駆使! 女性は男性の部屋に滞在して犬の世話をやくことに慣れるうちに、いつのまにか仕事で疲れて帰ってきた男性にも尽くしてしまうのだとか。
ペットは、女性の「カワイイ~」の声だけではなく、母性も引き出してしまうのである。
佐々木真理
ライター、エッセイスト、コミック原作、小説家。
夏目かをる(ペンネーム)で28歳から35歳の女性達の取材を基に恋愛官能小説『彼女の、愛のゆくえ』連載中。女心を知りたい方どうぞ!
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