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プジョー初の第8世代「308」特集:眺めて、比べて、乗ってみた 新型プジョー「308」ガイド (1/3)

6月2日に満を持して日本でも発売されるプジョーの新型「308」。特徴的なデザインの紹介に加え、趣向の違う3グレードの比較、人気連載“モテ車”の今井優杏による試乗リポートで、その魅力に迫る。

  • 新型「308」デザインの魅力
  • あなたにベストなグレードは? 「308」購入ガイド
  • プジョー308 試乗インプレッション
新型「308」デザインの魅力

 程よいサイズのボディに、少し高めの車高――“セミトールキャビン”というコンセプトを掲げ、2001年に登場した「307」シリーズ。その後継モデルである新型「308」は、307のコンセプトを引き継ぎながら、よりマッシブでダイナミックなフォルムが与えられた。ボディは全長で80ミリ、全幅で60ミリのサイズアップが図られ、より快適な室内空間を確保。その一方で全高を15ミリ低め、スポーティーなスタイリングを手に入れている。

プジョー308とジェローム・ガリックス氏

 5月8日に行われた国内向け発表会では、プジョー・スタイルセンターのディレクターであるジェローム・ガリックス氏が登場し、308のデザインが生まれる過程を説明した。その内容を交えつつ、エクステリアとインテリアのポイントをチェックしていこう。

(左)プジョー308 エクステリア01 (右)プジョー308 エクステリア02
プジョー308 エクステリア03

 新世代のプジョーが掲げる“猫顔”こと“Feline(フェリーヌ)”のコンセプトを取り入れ、さらなる存在感とスポーティーさを手にいれた新型308。まず印象的なのが、立体的なメリハリが付けられたフロントフェイスだ。「光の濃淡によってフェイスラインを見せようと考えた」とジェローム氏は語るが、そこで重要視されたのがボンネットに施されたV字デザイン。308より一足先に“猫顔”を取り入れた207にもさりげなく見られる意匠だが、より肉感が強調され、ユニークなポイントとなっている。おなじみの“つり目”と大きなフロントグリルも健在で、ジェローム氏の言葉を借りれば、「飛びかからんばかりの構えを持つ」躍動感の表現されたデザインに仕上がった。

(左)プジョー308 エクステリア04 (右)プジョー308 エクステリア05
(左)プジョー308 エクステリア06 (右)プジョー308 エクステリア07

 また、ボディの“構え”を意識したスタイリングはフロントだけでなくボディ全体に行き届いている。サイドにはエッジの効いたキャラクターラインが尻上がりに刻まれ、従来よりもロー&ワイドに設定されたディメンションと相まってどっしりとした迫力が生まれた。また湾曲したリアウィンドウなど曲線を巧みに使ったデザインで、より動きを感じさせるフォルムとなっている。

 「インテリアのデザインにおいても、エクステリアと同様のアプローチをとった」と語るジェローム氏。外観と同じく曲面が多用されたエモーショナルなデザインが特徴だ。デザインの重要なポイントとしては、「センターコンソールの傾斜」が挙げられるという。この傾斜によってスポーティーな雰囲気が演出されており、またスイッチ類など細部をシンプルにまとめることで、スッキリとした高級感も表現された。

プジョー308 インテリア01
(左)プジョー308 インテリア02 (右)プジョー308 インテリア03
ジェローム・ガリックス氏

 コックピットのホワイト4連メーターのデザインに合わせ、エアコンの吹き出し口なども円形に統一されており、それらをクロムで縁取ることによってダッシュボード全体を引き締めるアクセントとしている。また、シフトレバーのトリム部やルームランプ、シートのステッチにはV字デザインを施すなど、フロントフェイスのデザインテーマも取り込まれた。

 さらに308のインテリアを語る上では、見た目だけでなく、“手触り”に関する追求も重要なポイント。室内に使われた多くの素材は、社外の専門家らによる“目隠しテスト”によって厳選されたという。視覚的な先入観を排除することで、触感を優先した快適な空間作りが図られた。適度に柔らかい素材が各所にあしらわれ、一種の家具のような手触りを味わうことができる。

取材・文/+D Style



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