プロジェクト第2弾のテーマは「FLOWER×FASHION」。都内にフラワーショップのほかインテリア・ライフスタイルショップなどを出店している、デンマーク出身のフラワーデザイナーのニコライ・バーグマン氏がこのテーマに挑んだ。
バーグマン氏は「花のモチーフのファッションはよくある形。今回は花そのものをドレスに仕立てている」と滑らかな日本語で説明。もともとファッションにある美しいフォルムやシルエットを、花とクロスさせたという。自らが花き市場へ出向き、鮮度の高い花を厳選したことを明かした上で、バーグマン氏は「大変な作業だったが、とても楽しかった」と感慨深げに語った。
いよいよ、生花が使われたドレスを発表。ファッションショー形式で、花の衣装を身にまとった8人のモデルが次々に登場していく。ミスカンタス、エスペランサ、胡蝶蘭、アジサイなど生花がドレスや傘に生まれ変わった。その美しさを「森の妖精のようだ」と大泉さんは大絶賛。続いて、広報担当の中川さんが白とピンクを基調とした衣装を着て現れると、会場から一際大きな歓声が上がる。中川さんも「大好きなピンクの色合いがたまらない!!」と感激のコメント。しかし「歩いていても、水がしたたってみずみずしいです」と笑いをとることも忘れなかった。バーグマン氏は最後に「自分の夢の中にあったものを再現できてよかった」と話し、企画の成功を喜んでいた。
クロス・ファクトリーでは今後も、ミュージシャン、漫画家、パティシエなどのフィールドに、異なるジャンルをクロスさせた独自のスタイルを、ホームページ上で紹介していく。「わたしの責任において、さまざまな新しいものを作り出していきます。今後何が出てくるのか楽しみにしてほしい」と大泉さん。中川さんは「みなさんも毎日がもっと楽しくなるクロススタイルを見つけてください。大泉工場長と2人で、たくさんクロススタイルを伝えていこうと思います」と広報担当としての意気込みを語った。新たな世界を構築し、驚きをもたらしてくれた今回のイベント。クロス・ファクトリーのこれからの展開も注目していきたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング