ニュース
1月27日〜2月2日:
5分で分かる、今週のモバイル事情
ドコモがフルブラウザも定額で利用できる「パケ・ホーダイフル」を3月から開始。モバイルビジネスのあり方を検討する「モバイルビジネス研究会」の第2回会合では、キャリアと構成員の間で議論が平行線をたどった。
ドコモも、“パケット定額でフルブラウザ”が可能に
au、ウィルコム、ソフトバンクモバイルに続いてドコモ端末でも、フルブラウザをパケット定額プランで利用できるようになる。ドコモは1月31日、iモードに加えフルブラウザを使ったPCサイト閲覧も月額5985円で利用できる「パケ・ホーダイフル」を3月1日から提供(1月31日の記事参照)。パケ・ホーダイフルは、iモードフルブラウザ以外のiモードをパケット料定額で利用できる「パケ・ホーダイ」(4095円/月)に月額1890円上乗せした価格で登場した。
ドコモは合わせて、スマートフォンを利用するユーザーが月額5985円の定額でパケット通信(PCなどに接続して利用する場合や海外での利用は除く)を利用できる「Biz・ホーダイ」を発表。4月以降に提供を開始する予定だ。
ドコモが新パケット定額プランを発表したことを受けてソフトバンクモバイルは、ドコモの料金プランを模した「ブループラン」に「パケット定額フル」と「パケット定額Biz」を追加(2月1日の記事参照)。「他キャリアが追従したり、対抗値下げした場合は、24時間以内にさらなる値下げを発表する」という公約を守った(2006年10月の記事参照)。
モバイルビジネスのあり方をめぐる議論、前途多難な船出
総務省がSIMロックやインセンティブの是非など、これからのモバイルビジネスのあり方を検討する「モバイルビジネス研究会」の第2回会合を開催した(2月2日の記事参照)。
SIMロックの是非を問う議論では、キャリア側と構成員側の意見が分かれ、“構成員たちの質問や意見に対し、日本市場ならではの現在のビジネスモデルを理解してもらおうと説明するキャリア”といった構図のやりとりが展開された。
モバイルビジネスのあり方については1月31日、KDDIの小野寺正社長が決算発表の席上で「インセンティブモデルの是非は、理想論だけで考えないでほしい」とコメント(1月31日の記事参照)。ドコモの中村社長も「是非を問う前に、現在の日本の携帯電話市場を正しく捉える必要がある」とし(2月2日の記事参照)、「SIMロック解除やインセンティブの廃止が、経済全体にどのよう循環していくのか、よくよく見極める必要がある」と訴えた。
SuicaとiDの共用リーダー/ライターが登場──広がるおサイフケータイ決済
2月1日、関東のイオン系ショッピングセンターでJR東日本の電子マネー「Suica」とドコモのクレジット決済「iD」が導入されたことを記念したイベントが開催された(2月2日の記事参照)。
イオンが導入するのは、ドコモとJR東日本が共同開発した、SuicaとiDの共用リーダー/ライター(2006年4月の記事参照)。これにより、機器の設置スペースを削減できるほか、端末導入コストを抑えられる。
共用リーダー/ライターについては、JR東日本、NTTドコモ、ジェーシービー、ビットワレットの4社がJR東日本とドコモが開発を進める「おサイフケータイ」と「Suica電子マネー」の共通インフラをジェーシービーとビットワレットが利用することで合意、1台で「Suica」「iD」「QUICPay」「Edy」を使えるリーダー/ライターを開発中(2006年9月の記事参照)。ほかにもビットワレットと三井住友カードがiDとEdy、ビットワレットとジェーシービーがQUICPayとEdy(2006年11月の記事参照)、NECがEdy、Suica、iD、QUICPay、Smartplus、Visa Touchに対応した汎用リーダー/ライターを開発している(2006年9月の記事参照)。
春商戦に向け、新端末が続々
ドコモ、auの春モデルが、早くも店頭に並び始めた。携帯3キャリアは、最大の商戦期となる春に向けたラインアップを1月中旬以降、順次発表。その春モデルが続々と登場し始めている。
ドコモ端末は「N703iD」「D703i」「F703i」「P703i」の販売を開始。2月3日には“週末にキャリア替えするのは、ちょっと待って”といわんばかりに、「P703iμ」「SH703i」「D800iD」を2月9日に発売することを発表した。
KDDIも「W51CA」「W51P」「W51K」「A5523T」を各地で順次発売。auサイトの商品ラインアップページでは「Sweets cute」「W51S」「W51H」「W51T」「W52T」「W51SA」に「近日発売」アイコンがついている。
関連記事
ドコモ、フルブラウザも定額料金で利用可能に──パケ・ホーダイフル
NTTドコモは新たなパケット定額サービスとして、iモードに加え、携帯からPC向けサイトのフルブラウザ閲覧が可能になる「パケ・ホーダイフル」と、「M1000」「hTc Z」でiモード以外のパケット通信が利用できる「Biz・ホーダイ」を発表した。
ソフトバンク、ブループランに2つの新パケット定額──「パケット定額フル」と「パケット定額Biz」
ソフトバンクモバイルは、ドコモがパケット定額の新プランを導入したことを受けて、ブループランに「パケット定額フル」と「パケット定額Biz」を追加する。3月1日から。
功を訴えるキャリア、罪を問う構成員──SIMロックの是非をめぐる認識のずれ
総務省がSIMロック解除やインセンティブモデル廃止など、これからのモバイルビジネスのあり方を検討する「モバイルビジネス研究会」の第2回会合を開催。研究会構成員とキャリア間で議論は平行線をたどり、認識のズレが浮き彫りになった。
インセンティブモデルの是非、理想論だけで考えないでほしい──KDDIの小野寺氏
総務省が「モバイルビジネス研究会」を立ち上げ、携帯電話のビジネスモデルについて再検討する動きが出ていることを受けて、KDDIの小野寺社長が意見を述べた。
“SIMロック解除”で安くもならないし便利にもならない──ドコモの中村社長
影響の大きさを考えてから議論を進めたい――NTTドコモの中村維夫社長が、決算発表の会見でSIMロック解除やインティブモデルの廃止議論に対する考えを述べた。
[後藤祥子,ITmedia]
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
新着記事
- 働くばかりのあなたの資産も狙われている!?
毎週土曜連載でお送りしている『カブ・ジェネレーション』。先輩のキャリアウーマンに会ったあずさ。あずさが話した内容とは……。 - ワークシェアリングとは違う? 次世代の働き方「コラボワーク」とは
次世代の働き方として注目されている「コラボワーク」をご存じだろうか。多くの人は「ワークシェアリングと同じようなもの」と受け止めているようだが、実は違う。事例を紹介しながら、コラボワークについて紹介しよう。 - 「障がい者主体」ではなく「お客さま主体」――スワンベーカリー・海津歩社長
ダイバーシティが求められる今、企業にとって大きな課題といえるのが障がい者の雇用だ。東京・銀座など全国に28店舗のベーカリーやカフェを展開するスワンでは、社員の約半数に何らかの障がいがあるというが、社員は皆いきいきと働いている。その理由は何か? 海津社長に話を聞いた。 - 日本への影響は? EUが「忘れられる権利」を提唱した背景
EUの欧州委員会は昨年、ネットに拡散した個人情報の削除を本人が求められる「忘れられる権利」を提唱した。本人から要請を受けたサイト管理者に削除義務化を求める方向で議論しているが、慎重な対応を求める声も上がっている。 - トラックドライバーが不足しているのに、鉄道貨物が盛り上がらない理由
鉄道は貨物を大量に効率よく輸送できる。同じ量をトラックで運ぶより、人手も少なく、環境に優しく、エネルギー効率も良い。しかし、鉄道貨物の輸送転換はなかなか進まない。その理由は……。
キーワードランキング
新着記事
投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』:働くばかりのあなたの資産も狙われている!?
これからのことがよく分かるコラム:ワークシェアリングとは違う? 次世代の働き方「コラボワーク」とは
社長インタビュー:「障がい者主体」ではなく「お客さま主体」――スワンベーカリー・海津歩社長
杉山淳一の時事日想:トラックドライバーが不足しているのに、鉄道貨物が盛り上がらない理由
アクセスランキング
- 「女神」と書いてなんと読む? キラキラネームいろいろ(2013年05月14日)
- F1から撤退したホンダが得たものと失ったもの(2009年05月30日)
- なぜ給料が二極化するのか? 年収200万円と800万円の人(2013年03月06日)
- 女性をさらって「監禁」する男たちに、共通する「病」とは?(2013年05月14日)
- “35歳転職限界説”が崩壊? 転職した人の平均年齢(2013年05月15日)
- 中国からの「撤退ブーム」が教えるもの(2013年05月15日)
- 「真面目に勉強しているのに評価されない」就活生には2タイプいる(2013年05月13日)
- 松井秀喜がバットを置いたワケ(2013年01月24日)
- 日本の生活保護にどっぷり漬かって……抜け出せなくなった中国人夫婦の“人生”(2013年05月15日)
- トラックドライバーが不足しているのに、鉄道貨物が盛り上がらない理由(2013年05月17日)












