NEC、新型3G基地局を開発――ソフトバンクに納入開始

» 2006年12月27日 23時56分 公開
[ITmedia]
photo 「RS381」基地局(左)、RRH(Remote Radio Head)(右)

 NECは12月27日、第3世代携帯電話向け新型無線基地局「RS381」「RS880」シリーズを実用化し、投入開始したと発表した。

 新製品のRS381/RS880シリーズは、基地局本体の制御部とRRHと呼ぶ小型の屋外型の無線部が分離できる構造で、RRHは制御部の近傍から数十キロメートル離れた場所に設置することができる。これにより、さまざまな条件の設置場所に柔軟に対応できるという。制御部とRRHは、既存の光ファイバーで接続できる。

 ソフトバンクモバイルは3Gサービスエリア拡大のため、2007年3月までに基地局を増やす計画に同製品を採用しており、NECはすでにRS381/RS880シリーズの納入を開始している。また今後は、同製品をヨーロッパや中国をはじめとするアジア市場へ投入する計画だという。

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