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11月11日〜11月17日:

5分で分かる、今週のモバイル事情

国内初となるデジタルラジオ対応端末「W44S」が発表された今週。ウィルコムは事業戦略説明会を行い、同社とソフトバンクモバイルの定額プランを比較した。楽天とNTTドコモは、共同展開の「楽天オークション」をスタートさせた。
2006年11月17日 20時59分 更新

KDDI、国内初のデジタルラジオ対応端末「W44S」をお披露目

 11月16日、KDDIがデジタルラジオの受信に対応した、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製端末「W44S」を発表した(11月16日の記事参照)。3セグメントのデジタルラジオサービスはエフエム東京が担当し、音楽番組やニュース番組を中心としたオリジナルの3チャンネルを用意する。番組で流している曲の着うたフルやビデオクリップは、放送波を用いて配信しているので、その場で購入することも可能だ。

 KDDIの小野寺正社長は、「従来のFMラジオ以上に携帯と連携したさまざまなサービスを提供できるポテンシャルがある魅力的なサービス。新たなラジオ放送の楽しみ方を提案できるだろう」と話した。

 なお、新端末以外にも、音楽総合サービス「LISMO」でビデオクリップの配信を開始する(11月16日の記事参照)ことや、PC向けライブラリーソフト「au Music Port」をver.3.0にバージョンアップする(11月16日の記事参照)ことを明らかにした。

ウィルコム、事業戦略説明会を開催

 ウィルコムが事業戦略説明会を行った(11月15日の記事参照)。

 現在の経営状況について、代表取締役社長の喜久川政樹氏は、「営業利益・経常利益ともいまだ赤字だが、営業利益で約84億円、経常利益で約100億円、EBITDA(営業利益+減価償却費等)で58億円を改善し、着実に黒字へ向かっている」と説明した。

 また、執行役員副社長の土橋匡氏は、ウィルコムとソフトバンクモバイルの定額プランを比較し、「すべての時間で定額になるのもウィルコムだけ。ちなみに、定額プランを使った通話は“夜の9時から24時59分59秒まで”が55%と集中している。さらに、料金表にある“注釈”が少ないのも特徴。2時間45分以上の連続通話には課金することと、16時間以上の連続通話は切断する場合があるという2点のみで、ほとんどの方なら意識しなくても良い内容になっている」とコメント。

 続けて「我々への加入を考えている方へ定額プランを説明すると、まず2900円だけで定額になることとすべてのEメールが無料であることに“シンプル”だと驚かれる。毎月頂く料金だから、できるだけ固定化し誠実に対処したい」と話した。

楽天とNTTドコモ、「楽天オークション」をスタート

 楽天とNTTドコモが共同展開する「楽天オークション」(楽オク)がスタートした(11月13日の記事参照)。PC向けオークションサイトはすでにサービスを開始しており、iモード版も20日にオープンする。

 楽オクでは、匿名エスクローサービス「楽天あんしん取引」を標準で利用できる。出品者が品物を発送する場合は、落札者のオークションIDと送付先の都道府県を記入するだけで済むため、落札者の個人情報が漏れることはない。なお、iモード版ではSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)機能を導入。出品者と落札者が「オク友」になることが可能だ。

 ドコモ執行役員の夏野剛氏は、「ドコモを端末にもコンテンツにも『死角なし』にするのが私のミッション。Napsterで音楽は他社を超えたと思う。そして『コンテンツに死角なし』の最終兵器が楽オク。PCとモバイルの両方で日本一になるポテンシャルがある」と話した。

Symbian OS搭載スマートフォン、全世界で1億台を出荷

 Symbian OS搭載スマートフォンの総出荷台数が、全世界で1億台を突破した(11月17日の記事参照)。2006年第3四半期末時点で、Symbian OSを搭載している端末の種類は106機種、ライセンス供与数は10件、開発中のモデルは49機種に上るという。

 Symbianのナイジェル・クリフォードCEOは、スマートフォン市場がさらに拡大するために“途上国での普及と若者層への浸透”が必要だと分析(10月19日の記事参照)。将来急速な伸びが期待できるのは中国、インド、ブラジルなどの市場で、5年以内にはスマートフォン売り上げの50%を途上国の売り上げが占めるようになるとの見通しを示した。

ドコモの「DCMX」「DCMX mini」、100万契約を突破

 ドコモのおサイフケータイ向けクレジットサービス「DCMX」「DCMX mini」(4月4日の記事参照)の契約数が、11月12日の段階で100万契約に達した(11月14日の記事参照)。4月28日よりDCMX mini、5月26日からDCMXのサービスを開始しており、約6カ月半で100万契約を突破した。

 DCMXとDCMX miniの内訳について、ドコモ広報部は「具体的な数字は公表していないが、利用が簡単なDCMX miniのほうがユーザーが多い感触を得ている」とコメント。現在、DCMXが利用できるおサイフケータイ対応端末は、「903i」シリーズなど計30機種となる。

[遠藤学,ITmedia]

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