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10月14日〜10月20日:

5分で分かる、今週のモバイル事情

ウィルコムがW-OAM対応「W-SIM」搭載の音声端末「9(nine)」を発表。12月中旬に発売する。イー・モバイルは、新しいロゴマークの詳細や来春から始めるデータ通信事業などの説明を行った。
2006年10月20日 23時32分 更新

PCとデジタル機器の総合展示会「WPC TOKYO 2006」開催

 10月18日から21日まで、千葉・幕張メッセでPCとデジタル機器の総合展示会「WPC TOKYO 2006」が開催された。今年のテーマは「PC+デジタルが実現する、新しいライフスタイル」。(特集:WPC TOKYO 2006)。

 同イベントには、PHSキャリアとしてウィルコムが出展。MobileXStyle!パビリオンにて、WILLCOM SIM STYLEに対応したケーイーエス製の音声端末「9(nine)」を発表した(2006年10月18日の記事参照)。

 高度化通信規格「W-OAM」に対応した挿抜可能な通信モジュール「W-SIM」を搭載し、対応エリア内であれば、4xパケット通信時で最大204kbpsでのブラウジングやメールの使用が可能となる。

 12月中旬に発売予定で、ボディカラーはブラックとホワイトの2色を用意。新規価格は高度化通信規格「W-OAM」対応の「W-SIM」同梱セットが1万5500円、端末のみが2万円を予定している。機種変更の価格は未定で、W-OAM対応W-SIM単体での販売も行われる(2006年10月18日の記事参照)。

イー・モバイル、来春スタートのデータ通信事業について説明

 10月17日、イー・モバイルが新しいロゴマークを発表した(2006年10月17日の記事参照)。同日に行われた記者懇親会で(2006年10月17日の記事参照)、新しいロゴマークの詳細や、今後のモバイル事業についての展望を示した。

 2007年3月のデータ通信や、2008年3月の音声通話の開始スケジュール(2006年7月20日の記事参照)に加え、種野晴夫社長より、当初は東名阪の中心部、東京地区の国道16号線内、大阪市内・名古屋市内がサービス圏内になることが明らかにされた。以降、全国政令指定都市、主要都市とエリアを広げていく計画だという(2006年9月11日の記事参照)。

 端末は来春のスタート時にデータカード型を数機種用意。具体的なサービスや料金などについては2007年2月に発表するとした。端末の開発については、「現在、国内外を含め複数のメーカーと接触している。あまり高価でない価格設定で、キャリア(イー・モバイル)がイニシアティブをにぎって進める」と話した。

「FPD International 2006」に近未来の携帯向け液晶が登場

 10月18日から20日まで、神奈川・パシフィコ横浜でフラットパネルディスプレイおよび製造装置・部品の総合展示会「FPD International 2006」が開催された(2006年10月18日の記事参照)。大型のパネルに混ざって、携帯やポータブルプレーヤー、スマートフォン向けの小型パネルも展示されていた。

 シャープブースでは、のぞき込み防止の効果が高い「ベールビュー液晶」を昨今のスタイルに適応させた「4方向遮蔽ベールビュー」を公開。ベールビュー液晶は液晶の表面に電気的に偏光フィルタをかけ、左右の角度を付けると表示画面が見えなくなることで横からののぞき見を防止できるという特徴を持つ。4方向遮蔽ベールビューでは、従来の左右に加えて上下もベールビュー効果が得られるという。

 また、三洋エプソンイメージングデバイスブースには、2.6インチXGA(1024×768ピクセル)パネルが参考出展。業界小クラスとなる498ppi(1インチあたりの画素数)を実現する低温ポリシリコンTFT液晶だが、想定用途は「まだない、というのが正直なところ」(説明員)だという。

KDDI、2007年3月期中間決算を発表

 KDDIが10月20日、2007年3月期の中間決算を発表した(2006年10月20日の記事参照)。auとツーカーを合わせた移動通信事業は営業収益5.7%増、営業利益23.9%増。固定通信事業の営業損失を吸収する形で、増収増益を確保した。解約率は前期(第1四半期、2006年7月21日の記事参照)と比べて0.09ポイント低い0.95%となった。

 決算発表会にて登壇したKDDIの小野寺正社長は、目前に迫った番号ポータビリティ(MNP:Mobile Number Portability)について言及(2006年10月20日の記事参照)。「当社にとってチャンス。(早い時期に端末やサービスを発表したこともあり)大きな期待を寄せている」と話し、MNPで動くと見られる若者層だけでなく「ビジネスマンや企業ユーザーにもぜひ来ていただきたい」とアピールした。

 なお、MNPの事前予約の状況については「想定通り」というにとどめ、「番号ポータビリティはずっと続く制度。短期的な数をいっても意味がない」(小野寺氏)とした。

さて、来週は?

 10月24日より番号ポータビリティ制度がスタートする。番号ポータビリティは、携帯加入者が別のキャリアに契約を切り替えても、電話番号をそのまま引き継ぐことができる制度。ただしキャリアを切り替えた場合、メールアドレスを引き継ぐことはできない。各キャリアともに、この日に向けて準備に余念がなかっただけに、ユーザーの動向が注目される。

[遠藤学,ITmedia]

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