HSDPA端末「N902iX HIGH-SPEED」がモバイルSuicaに対応

» 2006年08月04日 18時35分 公開
[園部修,ITmedia]
Photo HSDPA対応端末「N902iX HIGH-SPEED」がモバイルSuicaに対応した

 東日本旅客鉄道(JR東日本)は8月4日、ドコモのHSDPA対応端末「N902iX HIGH-SPEED」をモバイルSuica対応機種に追加した。これでドコモの夏モデル11製品のうち、FeliCaを搭載した8機種すべてがモバイルSuica対応を果たした。

 N902iX HIGH-SPEEDは、ドコモが今夏からサービス開始を予定する、下り最大3.6Mbpsでの高速通信が可能なHSDPAに対応した音声端末。着うたフルに対応しているほか、HSDPA対応端末専用の新サービス「ミュージックチャネル」が利用できる。また、iモーションのダウンロードサイズが従来製品の10倍の5Mバイトに、ストリーミングのサイズも2Mバイトから5Mバイトに拡張されるなど、通信速度を生かした各種機能を搭載する。

 5月11日に発表された当時はまだ動作しないモックアップの展示のみで、モバイルSuicaへの対応も「承認申請中」(ドコモ)とのことだったが(5月11日の記事参照)、7月19日から開催された「ワイヤレスジャパン2006」では動作する実機が来場者に披露された(7月19日の記事参照)。HSDPAサービス自体は、ドコモの中村維夫社長が「8月に開始する」とアナウンスしている。

 なお、現在モバイルSuicaを利用するにはJR東日本のクレジットカード「ビュー・スイカカード」の会員になる必要があるが、10月からはクレジットカードがなくても「EASYモバイルSuica会員」として利用可能になる(7月13日の記事参照)

Photo N902iX HIGH-SPEEDのFeliCaチップは底面にある。デザインはメンテナンスハッチをイメージしているという

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