KDDIは7月31日、同社の執行役員技術渉外室長の冲中秀夫氏が、WiMAXフォーラムのボードメンバーに専任されたと発表した。
同社はモバイルWiMAXを「ウルトラ3G」戦略の重要な要素と位置づけており(2月9日の記事参照)、国内初のモバイルWiMAX実験システムを開発し、2006年2月には大阪地区で実証実験を行うなど(2月16日の記事参照))、モバイルWiMAXの研究に積極的に取り組んでいる。
今回の選任は、KDDIが実証実験の成果などをWiMAXフォーラムにフィードバックし、モバイルWiMAXの国際標準化活動にも貢献していることが評価されてのこと。同社では、今後も「日本市場のニーズに対応した、お客様にとって使い勝手のよいモバイルWiMAXシステムの実現に向け、一層積極的に標準化に貢献していく」としている。
WiMAXフォーラムには、現在世界で350社以上の通信事業者やメーカーが加盟しており、相互接続性を確保するための規格制定と機器認証を行っている。モバイルWiMAX対応製品は、2007年ごろから商用化が見込まれている。
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