7月19日から21日にかけて、お台場の東京ビッグサイトで通信・ワイヤレス・モバイル機器の総合展示会「ワイヤレスジャパン2006」が開催された(特集ページ参照)。
会場では、ドコモがHSDPA端末と新サービスのデモを行ったり(7月19日の記事参照)、ウィルコムが発売間近の「W-ZERO3[es]」で利用できる周辺機器を展示するなど(7月19日の記事参照)、発表済みの製品が実際に動く様子をデモンストレーションする内容の展示が多かった。
ドコモは7月31日より、台湾HTC製「hTc Z」を法人向けに発売する(7月18日の記事参照)。
hTc Zは、ドコモ初、そして日本の3G携帯としても初のWindows Mobile端末となる。2.8インチのQVGA液晶とスライド式のQWERTYキーボードを搭載し、無線LANやBluetoothなどの機能も備える。MSFP(Messaging and Security Feature Pack)に対応した最新のWindows Mobile 5.0がインストールされており、PC用メールをプッシュでダイレクト受信できる点も大きな特徴。
なお、ドコモの法人向けフルキーボード端末としては、秋にResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry」(6月8日の記事参照)を導入することが決まっている。
ソフトバンクは7月18日、米QUALCOMMが開発した携帯向け放送技術「MediaFLO」の技術調査や、MediaFLOを用いた新サービスの企画をする会社、モバイルメディア企画を設立した(7月18日の記事参照)。
日本でMediaFLOを検討する企業としては、メディアフロージャパン企画という会社もある。こちらは、KDDIとクアルコムジャパンが出資して設立した会社だ。
総務省は7月18日、平成17年分のモバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査結果を発表した(7月18日の記事参照)。モバイル・コンテンツ・フォーラムが調査を行ったもの。
モバイルコンテンツ関連市場は「モバイルコンテンツ市場」と「モバイルコマース市場」の2分野が柱となっている。
市場カテゴリ | 2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 |
---|---|---|---|---|
モバイルコンテンツ市場 | 1793億円 | 2133億円 | 2603億円 | 3150億円 |
モバイルコマース市場 | 1078億円 | 1389億円 | 2013億円 | 4074億円 |
モバイルコンテンツ関連市場 | 2871億円 | 3522億円 | 4616億円 | 7224億円 |
着信音やゲームなどのデジタルコンテンツ配信を中心とするモバイルコンテンツ市場、携帯電話を利用した物販、サービス、トランザクション(オークションなど)で構成されるモバイルコマース市場ともに順調に伸びている。
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