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EZwebにGoogleの検索エンジン──KDDIの真の狙いは? (1/2)

「『ケータイでググる』を定着させたい」と話すKDDIの高橋誠氏。Googleとの提携により、EZwebでPC用サイトの検索・閲覧ができるようにするKDDIの目的を探ってみた。
2006年05月18日 22時22分 更新

 KDDIとGoogleは5月18日、au携帯電話向けインターネットサービスの「EZweb」に、Googleの検索エンジンを採用することで合意した(5月18日の記事参照)

 auの携帯電話用ブラウザ「EZweb」でPC用サイトを検索・閲覧できるようになる。7月よりサービスを開始し、EZwebが使えるauの全機種が対象となる。

EZwebが使える全機種でPC用Webサイトの検索が可能に

 サービス開始後は、EZWebのトップページの一番上に、Googleの検索ウィンドウが表示されるようになり、そこに単語を入力して検索する。Googleのキーワード検索と同じ方法だ。PC用サイトへのリンクやサマリーだけでなく、キーワード広告(Google アドワーズ広告)も表示される。

 PCによるGoogle検索と異なるのは、着うたなどのダウンロード系コンテンツや、EZweb用サイトも検索結果として表示される点。着うたなど、ダウンロードコンテンツが検索結果になった場合は、ダウンロードページをダイレクトに表示し、現行よりもさらに簡単に目的のコンテンツにアクセスできるようにするという。検索結果に電話番号が含まれている場合は、そのまま電話もかけられる。

 検索結果は上から、「キーワード広告」「EZwebの公式コンテンツ」「EZwebの一般サイト」「PC用サイト」の順で表示される。該当する検索結果がない場合は表示されない。PC用サイトが検索結果として表示された場合、EZwebブラウザ、または「PCサイトビューアー」でサイトを閲覧できる。

photo EZWebのトップページの一番上に、Googleの検索ウィンドウが表示される
photo 「仲間由紀恵」で検索した例。着うたフルが検索されたので、ダイレクトにダウンロードサイトへのリンクが表示される
photo 「仲間由紀恵 ウィキペディア」で検索した例。

 本来対応していないはずのPC用サイトをEZwebで見られるのは、Googleの「Webサイトトランスコーダ」という技術によるものだ。Googleは、検索結果をauの検索結果表示サーバに渡す前に、Webサイトトランスコーダを通す。この時に検索結果とリンク先サイトについて、余計なデータを落とし、“テキスト+最低限の静止画”の形に整形しているために、PC用サイトがEZwebで見られるという仕組みになっている。

 EZwebブラウザでサイトを見られる条件については明らかにしなかったが、「Flashなどの場合は静止画にして表示する。表示を整えきれないものも中にはあるだろうが、基本的にはほとんどのサイトがテキスト+静止画の形で(EZwebブラウザで)見られるはず」(KDDI)

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[吉岡綾乃,ITmedia]

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