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アノトペン+QRコードで、傷病者トレーサビリティシステムに新機能

傷病者の情報をデジタル化し、搬送ルートの把握などに利用できるシステムに、新機能が追加された。QRコードを携帯カメラで読み取ることで、大規模災害時の家族の安否確認などが効率化されるという。
2006年04月17日 23時49分 更新

 富士常葉大学・環境防災学部の小村隆史助教授、大日本印刷およびカテナは4月17日、「傷病者トレーサビリティシステム」に新機能を追加したことを発表した。

 「傷病者トレーサビリティシステム」は、大規模災害時に傷病者の情報をデジタル化し、搬送ルートや収容先医療機関の把握、家族による安否確認などを可能にするシステム。アノトペン(2002年4月16日の記事参照)を使ってデータをデジタル化する。

 新しく開発したのは、画像登録機能による安否確認の効率化。傷病者の衣服や所持品などの画像を、医療従事者による治療の優先順位付け情報(トリアージ情報)と関連づけてサーバに登録し、傷病者の安否確認の効率化などに利用する。トリアージタグ(治療の優先順位付けを行い、傷病者の情報を共有するための用紙)にはあらかじめQRコードが印刷されており、携帯電話のカメラで読み取ってサーバにアクセスすると、傷病者情報を確認できる。

 4月21日には、尼崎市消防局防災センターで同システムの公開デモンストレーションが実施される。ホール内に災害場所、搬送拠点・搬送先、問い合わせブースを想定した場所を設置。災害場所では、トリアージタグにデジタルペンで傷病者に関する情報を記入して、サーバにデータを送信する。

 また搬送拠点・搬送先では、トリアージタグの2次元コードを携帯電話のカメラで読み取り、現在位置情報などをサーバに送信。その際、携帯電話のカメラで衣服や所持品を撮影し、傷病者情報と関連づけてサーバに送信する。問い合わせブースでは、専用Webサイトで画像を含めた傷病者情報の検索を行い、傷病者状況の把握や安否確認のシミュレーションを実施する。

[ITmedia]

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