「コメドール」は、ICカード対応の社員証を使ってキャッシュレス決済を可能にする、社員食堂や売店向けのソリューションだ。NECのほか、現在4社の社員食堂で導入されている。
食器の裏に125kHzのICタグを貼り付けておき、トレイに載せて精算する。レジ前の白い台がICタグのリーダーになっており、トレイを載せるとICタグを読み取り、レジの精算が無人で行われる。精算した金額は給与から天引きにするなどにより、無人レジが可能になるという。
コメドールはFeliCa・MIFARE(マイフェア)の両方のICカードに対応している。現在NECの社員証にはMIFAREが埋め込まれているため、MIFARE用のリーダーをつないで運用している。2006年4月に社員証を切り替えたあとは、FeliCaでの運用を予定しているという。
「セキュアフロンティア」はFeliCaを利用した入退室管理システムだ。2004年に販売を開始し、現在200社以上に導入されている。最大10万IDまで管理できる。
FeliCa、MIFARE、TypeBの3種類のICカードで利用できる電子錠。現在は1種類のICカードしか利用できないが、今後は複数のICカードに対応できるようになる予定だという。スタンドアロンでも使えるほか、LANで接続して全社の構内LANで利用したり、点在する拠点をWANでつないで一括管理することもできる。
勤怠管理に利用できるほか、「フリップゲートと連動させたり、指紋認証などさらにセキュリティの高いものと組み合わせれば、1つの会社の中で部屋によってセキュリティレベルを変えるなどの使い方ができる」(説明員)
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