アイシェアは11月4日、同社の「CLUB BBQ」(2003年5月16日の記事参照)を利用した、携帯電話に関する意識調査の結果を発表した。メール転送サービス「CLUB BBQ」の無償利用ユーザを対象としたリサーチで、調査期間は10月21日から同25日まで。有効回答数は1633人で、男性が72.9%、女性27.1%。
同調査によれば、携帯電話を自宅に忘れて外出した経験のある人は89.5パーセント。また「携帯電話を自宅に忘れたら困る」とした回答者は71.7パーセントで、ないと困る携帯電話だが、意外によく忘れることが判明した。
携帯を忘れたら自宅に戻る、と答えた人は約4割。「営業なのでサボってでも取りに戻る」「遅刻してでも取りに戻った」「昼休みを利用した」など、重要な連絡のときにないと困る、という回答が多かったが、「実際には使わなくても、ないと不安」という意見もあった。
普段、携帯電話をどのように所持しているかという質問に対して、20代ではズボンのポケットが41.4パーセントで1位。30代、40代の1位は共に「カバンの中」で、これと比較すると、20代の利用者は携帯電話を、より身近に所持する傾向があると分析されている。全体の集計では、「カバンの中」が34.1パーセントで1位、「ズボンのポケット」が30.3パーセントで2位となった。
若い世代に人気がないのはネックストラップ。全体でも4.8%と高い数字ではないが、特に20代では1.2%とほとんど無視されている。
持ち方 | 20代 | 30代 | 40代 | 全体 |
---|---|---|---|---|
ネックストラップで首からさげる | 1.2% | 6.9% | 5.4% | 4.8% |
ズボンのポケット | 41.4% | 28.9% | 24.0% | 30.3% |
上着のポケット | 10.8% | 11.9% | 16.0% | 13.2% |
カバンの中 | 33.9% | 34.5% | 33.9% | 34.1% |
その日によって違う | 10.8% | 14.8% | 13.3% | 13.2% |
その他 | 1.9% | 3.1% | 7.5% | 4.5% |
プライベートでは携帯メールを1日何件くらい送信するかという質問に対しては、20代、30代、40代のすべてで、「1〜5件」が60パーセントを超えて1位。20代は他の年代よりもメールの送信数が多く、特に「0件」と回答した割合は年代が上がるほど多くなり、「6〜10件」は年代が下がるほど多くなっている点に、年代差が如実に現れている。
「暇になって意味もなく携帯を操作してしまうとき、何をしますか?」という質問には、25.1パーセントが「Webを見る」と回答。以下、「過去メールを読み返す」が14.1パーセント、「携帯ゲームをする」が12.9パーセントと続いた。しかし、全体の27.1パーセントが「そもそもいじらない」と回答している。年代別には20代が19.8パーセント、30代が24.6パーセント、40代が34.3パーセントとなっており、このことから、20代の携帯依存度は、他年代に比べて高いと考えられる。
なお、携帯電話をスケジュール帳として活用している割合は27.4パーセント。アドレス帳の控えを取っていない人は47.4パーセントと、「メモリに残している」と回答した47.1パーセントを上回った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング