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2005/10/08 03:49 更新

CEATEC JAPAN 2005:
10の、ワンセグで知っておくべき事 (1/3)

2006年4月から放送が始まる移動体向けテレビ放送「ワンセグ」は、携帯電話がメインの受像機と考えられている。放送の仕組みの概要や、関連プレーヤーの思惑など、ワンセグを巡る状況を10のトピックにまとめた。

 2006年4月1日からの放送開始が決まった(9月27日の記事参照)、移動体向け地上デジタル放送──ワンセグ。移動体向けということもあり、対応機器として携帯電話が大きな注目を浴びている。CEATEC JAPAN 2005で行われたワンセグに関するパネルディスカッションを元に、10の基礎知識をおさらいしておこう。

地上デジタル放送と何が違うのか

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 ワンセグとは何か──簡単に言ってしまうと、携帯電話で外でも見られるテレビ放送だ。これまでもテレビが見られる携帯電話はあったが、異なるのはワンセグがデジタル放送であること。デジタル化によって、映りが良くなり、消費電力も少なくなる。

 では、まずは“ワンセグ”という名称のおさらいから。現在のテレビ放送は地上の放送タワー(首都圏の場合、東京タワー)からアナログの電波で送られている。これをアナログからデジタルに徐々に移行していこうというのが、国の計画だ。予定では、2011年7月24日にはアナログ放送は停波することになっている。

 およそ2年前の2003年12月1日に始まったのが、固定テレビ向けの地上デジタル放送(2002年12月18日の記事参照)。こちらは6MHz幅の帯域を13分割(13セグメント)し、うち12セグメントを使ってハイビジョン放送を流している。残りの1セグメントを使って、移動体向けに放送を行おうというのが「ワンセグ」だ。

ワンセグ地上デジタルテレビ携帯・移動体向けサービス
送信方式/変調OFDM/QPSK
送信ビットレート約312kbps
映像サイズ16対9
映像方式ACV/H.264
データ放送フォーマットBML
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どこで見られるのか

 ワンセグ放送は、地上デジタル放送と同じ電波を使う。そのため、固定向けの地上デジタル放送が見られるエリアならば、2006年4月以降、視聴が可能だ。TBSの資料によると、視聴可能な世帯数の目安は、下表の通り。

時期視聴可能世帯
2004年12月1800万世帯(約38%)
2005年12月2700万世帯(約57%)
2006年12月3700万世帯(約79%)
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 2005年12月までに、東名阪に加えて関東北部や東北地方、九州の一部で放送が始まり、2006年10月までには九州地方と岡山県、香川県を除く地域で放送が始まる予定だ。2006年12月までには、ほぼ全国地域で視聴可能になる。

 気になるのは地下や屋内など、電波の届きにくい場所でどれだけ見られるか。「今、出力10キロワットのフルパワーで送信しているが、奥まったところでも思ったよりよく入る」と話したのは、TBSの湯川哲生氏。ただし「地下鉄などでは、ギャップフィラーを設置したり、電波が漏れるような“漏洩ケーブル”をひくことも必要だろう」とした。

 もう1つ気をつけたいのが、「ケーブルテレビでエリアをカバーした場合、ワンセグは見られない」(湯川氏)ことだ。固定向けと同じ電波を使っていることが、こうしたことに影響してくる。

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[斎藤健二,ITmedia]

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