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2005/07/04 16:40 更新


KDDIと日立システム、携帯にノートPCの代わりをさせるソリューションを販売

携帯電話から社内のPCを遠隔操作できるBREWアプリを、サーバの設定などを含めたソリューションとして販売する。KDDIでは「ノートPCに代わるモバイル環境を提供する」としている。

 KDDIと日立システムアンドサービス(以下、日立システム)は3月28日より、au携帯電話からPCの遠隔操作をするためのソリューション「ポータブル セキュア ソリューション」を7月5日より販売すると発表した。KDDIでは「携帯電話には一切のデータが残らない。また、携帯電話と社内のPCの間は暗号化通信が行われるため、盗聴の心配がない。ノートPCの紛失による情報漏えい等の問題を解決し、ノートPCに代わるモバイル環境を提供する」としている。10ユーザーライセンスが172万2000円、50ユーザーライセンスが316万2000円から。

 ポータブル セキュア ソリューションのベースになっているのは、3月に発表された企業向けBREWアプリケーション「μVNC(マイクロブイ・エヌ・シー)」(3月28日の記事参照)。Windows/MacOS/Linuxマシンに対応したリモートデスクトップソフトで、操作したいPCに「VNCサーバー」をインストールしておけば、アプリケーションの種類を問わず操作できる。

 「3月にμVNCを単体のBREWアプリとして販売したが、アプリ単体では導入しにくいということで、導入を検討した企業はあったものの、導入に至らなかった。そのため、サーバーの構築、(VNCサーバーをインストールする)PCの設定、ファイヤーウォールにポートを設定するなどのネットワーク設定を含めたソリューションとして販売することになった」(日立システム)

 対応機種は、μVNCの対応機種であるW21S、W21CA、W31SA、W22SA、A5504Tに加え、W21Tが追加されている。日立システムでは「W21Tは、実際に導入を検討している企業から対応の要求があったもの。今後は、KDDIが法人向けに販売している機種を優先して対応機種としていく予定」としている。

 μVNCによる遠隔操作は暗号化されているほか、データを圧縮して通信するため、パケット通信料を節約できる。「パケット割/パケット割WIN」は利用できるが、「ダブル定額」「ダブル定額ライト」は現在適用外。「今年度中には対応する方向で調整中」(日立システム)という。

[吉岡綾乃,ITmedia]

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