誠

プリンタ用表示

ニュース
2005/06/09 10:47 更新

Interop Tokyo 2005:
動く車内で108Mbpsの常時接続ほか〜会場で見かけた高速通信

ネットワークコンピューティングイベントのInterop。走行中の車内から100Mbps超で常時接続する実験、WiMAX対応チップ、HSDPAなど、モバイル用高速通信展示を見学してきた。

 今年で12回目を迎えるネットワークコンピューティングイベント「Interop Tokyo 2005」が6月8日、開幕した。会場で見かけた、ワイヤレスネットワーク関連の展示を紹介する。

時速260キロで走行しながら100Mbps超で常時接続

 ルートのブースで展示されているのが「MOBILE IP SOLUTION」。時速260キロで高速移動するクルマの中から、無線LANで途切れることなく常時接続するという技術だ(6月1日の記事参照)。IEEE 802.11a(54Mbps)を2本たばねた実験用の基地局を使って、108Mbpsという高速通信を実現している。

 車両に搭載した「モバイルルーター」が、基地局からのビーコンを受信すると、モバイルルーターから基地局へ接続を要求する。基地局とモバイルルーター間の認証・IPアドレス取得・位置登録を行う認証サーバと、モバイルルーターの位置管理を行うホームエージェントサーバを利用してインターネットに接続する。基地局のカバーエリアから出る前に常に新しい基地局との通信を確保するので、高速なハンドオーバーが可能で、パケットロスも起きないとする。

ay_int1_01.jpg
MOBILE IP SOLUTIONで利用するモバイルルーター

インテル、WiMAX対応チップを展示

 インテルブースでは、WiMAX対応チップ「インテル PRO/Wireless 5116」が展示されている(4月19日の記事参照)

 インテル PRO/Wireless 5116はIEEE 802.16-2004に対応したMAC/ベースバンドチップで、固定ワイヤレスブロードバンド機器への利用を想定している。「AC電源からの電源供給を必要とするため、ノートPCや携帯電話など、モバイル機器には利用するには、IEEE 802.16eに対応した新世代のチップが必要になる」(説明員)

ay_int1_02.jpg
インテル PRO/Wireless 5116

Nortel、カンヌでのHSDPA実証実験を参考展示

 NortelとBBモバイル(ソフトバンクグループの携帯電話事業会社)は先日、HSDPAの実証実験を共同で行い、14.4Mbpsの通信速度を確認している(5月30日の記事参照)。フィールドテストは、BBモバイルが総務省より取得した1.7GHz帯を用い、Nortel製のハードウェアを利用して行った。

 Nortelブースでは、HSDPAの実証実験についての参考展示がされており、「CeBIT 2005」や「3GSM World Congress 2005」で行われたHSDPAの実験を紹介するビデオが放映されている。

ay_int1_03.jpg
Nortelブースに展示されていた「ワイヤレスメッシュ」。屋外設置用の無線LANアクセスポイントで、日本でも年内にリリースされる予定。イーサネットがなくても、電源があるところなら設置できるため、例えば大学のキャンパスなどで電灯にぶら下げるなどの利用法が想定されている。ユーザーの端末(ノートPCやPDAなど)とは802.11b/gで通信し、ワイヤレスメッシュ同士は802.11aで通信する


[吉岡綾乃,ITmedia]

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.