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2005/06/03 03:28 更新


携帯でモノを買うのはどんな人? (1/2)

市場規模は2000億円以上。前年度比145%と急速に拡大するモバイルコマース市場。ユーザーは若い女性が中心だが、少しずつ変化が現れ始めている。

 携帯電話でモノを買う、モバイルコマース市場が伸びている(5月31日の記事参照)

 モバイルコマース市場は、通販を中心とする物販系、イベントや航空券などのチケットを扱うサービス系、証券取引やオークションなどの手数料を扱うトランザクション系の3分野で構成される。2004年の1年間で2013億円を売り上げ、前年度比145%という成長市場だ。

 このなかで特に伸びているのが物販系。しかしそう聞いても、個人的には身の回りで「私は携帯でモノを買っている」という人はほとんど見かけない。

 携帯電話を使って、どんな人が何を買っているのか。物販系携帯サイトを運営する、複数の事業者に取材した。

主力は10代後半から20代前半の女性

 月間PV16億を誇る携帯ポータルサイト「ガールズウォーカードットコム」。運営しているゼイヴェルによると、ガールズウォーカーにアクセスする読者は、女性が86%、男性が14%。リンクしているモバイルコマースサイト「ガールズショッピング」で実際に商品を購入しているのは女性が92%、男性が8%だという。女性の世代別内訳は以下の通りだ。

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 ガールズショッピングのターゲットは主に10代後半〜20代前半。読者と、実際にお金を使う購入者とでは微妙に差があるものの、いわゆるF1層(20〜34歳の女性)より若干下の年齢層であることが分かる。ゼイヴェルでは、ガールズショッピングのターゲットより少し上、24〜25歳を狙った新サイト「ファッションアリーナ」を6月からスタートさせ、20代後半女性の取り込みに力を入れる(4月6日の記事参照)

 神戸系カジュアルブランドを揃えるサイトを運営するS氏も同じ意見だ。「(携帯で買い物をするのは)18歳から23歳くらいの若い女性。その中でも特に、流行に敏感な子」と断言する。「モバイルコマース市場はバブル的に取り上げられているだけで、まだ本格的にはできていない。ホントに小さなマーケットだ。そこを支えてくれているのは彼女たち」

 サイトには、「JJ」「CamCan」といった雑誌に載るブランドが並び、雑誌に掲載された洋服も多く販売されている。「年間100万円くらい使う子もいる」(S氏)

モバイルショッピングはリアル店舗に近い

 若い女性が中心であることは間違いないが、ユーザープロフィールが少しずつ変わってきた、と見ているのはネットプライスの伊藤直氏だ。ネットプライスでは購入者が多く集まるほど価格が安くなる「ギャザリング」という独自の買い物形式を、携帯版サイトとPC版サイトの両方で提供している(5月26日の記事参照)

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[吉岡綾乃,ITmedia]

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