マクロミルは4月1日、高齢者を対象にした携帯電話に関するアンケート調査の結果を発表した。
調査は、同社モニター会員のうち50〜69歳で半年以内に携帯電話を購入した人を対象に、2月23〜25日に実施。有効回答数は413人(男性207人、女性206人)。
「端末購入時に重視した機能」を複数回答方式でたずねたところ、59.8%が「カメラ付き」と回答してトップ。次いで、「メール」(56.4%)、「インターネット接続」(28.6%)と並んだ。一方、「わからない、ひとつもない」と回答した人も全体で16.9%いる。
男女別で見ると、女性の6割以上がカメラとメールの両機能を重視しているのに対し、男性はカメラを重視したのが55.6%、また、メールを重視したのは49.8%といずれも女性より少ない。逆に、インターネット接続に関しては、女性よりも男性の方が重視する傾向があった。
「購入後によく使用する機能」(複数回答)では、メールが80.4%でほかを圧倒してトップ。以下、カメラ(45.8%)、インターネット接続(28.3%)と続く。
男女別で比べると、女性の85.0%がメールをよく使うと答え、男性より約10ポイント多い。一方、インターネット接続は、女性よりも男性が10ポイント多くて33.3%だった。なお、カメラでは大きな差が見られない。
端末の購入時にもっとも参考とした情報源をたずねたところ、37.3%が「販売員」を挙げトップ。次いで、「知人・友人・家族」(24.5%)、「カタログ」(22.3%)、「インターネット上の記事や掲示板・広告」(8.2%)だった。
販売員を参考にした理由では、用途に応じた端末選びや親切な対応がポイントになった、という意見が目立つ。一方、知人・友人・家族では、自分の子どもに勧められてという理由が多いようだ。
実際に購入した結果は、特定機種が突出して人気を集めるという結果にはならなかった。最多は、NTTドコモ「P506iC」「N505iS」だが、いずれも全体の3.4%(14人)ずつに過ぎなかった。
なお、購入機種トップ20の結果(196人、全体の47.5%)から割り出したキャリア別シェアは、NTTドコモが51%、auが31%、ボーダフォンが18%だった。
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