デジタル写真の撮影はカメラ付き携帯、印刷は写真店の利用が増加

» 2005年02月21日 14時16分 公開
[ITmedia]

 アイブリッジは2月18日、同社が展開するインターネットリサーチサービス「リサーチプラス」の第79回調査報告として、「プライベートでのデジタル写真」に関するアンケート結果を発表した。調査協力はチアーズ。

 インターネットユーザー300人を対象に行ったアンケートをまとめたもので、これによれば、プライベートでデジタル写真の撮影経験がある端末としては、「デジタルカメラが58.7%と、昨年と同様トップの座を占めた。次いで「カメラ付き携帯電話」34.7%、「カメラ付きモバイルPC」0.7%と続くが、2位のカメラ付き携帯電話は、昨年に比べ6.4%増加している。

 「撮ったことがない」と回答した5.7%を除いた利用経験者283人に「撮ったデジタル写真の活用方法」を質問したところ、昨年と同じく「そのまま現像(印刷)して、通常の写真と同様に利用」が最多の128人。次いで「PCのメールで添付して友人・知人に直接送付」123人、「携帯のメールで画像を友人・知人に直接送付」105人、「個人の創作物(映像編集、はがき、ポスターなど)の素材として活用」92人となった。

 また撮影したデジタル写真の現像(印刷)経験を質問したところ、202人が「自宅のプリンターで印刷したことがある」と回答し、次いで92人の「写真店の現像サービスに出して現像したことがある」、22人の「セルフプリント端末を利用して現像したことがある」と続き、「現像(印刷)したことはない」と回答したのは28人に留まった。

 デジタル写真の現像や印刷を行う一番の理由は、「昔からの写真や、アルバムと同じ状態で保管したかったから」が55.4%と半数以上を占めており、メディアは変わっても、写真の活用法にはさほどの変化は見られないと言えそうだ。

 とは言うもののデジタル写真の保管はPCが主流で、「必要なものは現像(印刷)して保管している」と回答したのは19.1%で第3位。1位は「PCにそのまま保存。特に保管はしていない」の38.9%、2位は「必要なものはCD-RやDVDなどのメディアに保管している」の34.3%となっている。

 以上の結果から同社は、この1年でさらに増加しているプライベートでのデジタル写真利用の中でも、カメラ付き携帯電話のユーザーが特に急増しており、活用法として「現像サービス」の利用が増えているのは、デジタルカメラや携帯電話に搭載されているカメラ機能が、そろって高画質なものになってきたことが原因だろうと分析している。

 本調査の期間は1月28日〜2月1日、PC用のWebサイトで行われた。回答者は男性150名、女性150名。

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