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完璧じゃなくていい――40点主義のススメ稼ぐ人の仕事術(1/2 ページ)

頭がよくて要領も悪くないのに仕事ができない、成果が出ない……。その場合、原因は完璧主義にあるのかもしれません。「完璧な仕事をする」という常識は捨てましょう。上司や顧客に書類を出すときも、まずは40点ぐらいで出してみて、そこから調整していくのが“デキる人”なのです。

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『稼ぐ人の仕事術』について

「お客を大切にしろ」「人脈を広げろ」「時代のいく先を読め」「メールは即レスしろ」こんなことをしていても成果は出ない! トップ4%が実践する最短で成果を生む方法を教えます。

 この記事は2013年8月30日に発売されたアスコムの『96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術』(北岡秀紀著)から抜粋、再編集したものです。


「80点から100点」は「60点から80点」の5倍大変 

 頭がいい、要領がいいタイプのはずなのに仕事ができない、成果が出ない……。その場合、完璧主義が原因であると疑ってください。

  • 完璧にやろうとするから、どこから手を付けていいか分からない
  • 完璧にやろうとするから、やることが異常に増る
  • 完璧にやろうとするから、仕上がりが気になって手が動かなくなる

 ですが、よく考えてください。そもそも100%完璧な仕事なんてあり得ません。

 例えば、完璧主義者として知られたスティーブ・ジョブズが率いていたアップル社の商品だって、完璧ではありません。しょっちゅうバージョンアップしています。それはつまり、完璧な商品ではない、ということでしょう。

 なぜ完璧主義がダメなのでしょうか? それは、試験で考えると分かりやすいです。

 「60点を80点にする」と、「80点を100点にする」。同じ20点アップですが、どれくらい勉強の労力が違うでしょうか? 後者は前者の5倍以上の手間がかかるはずです。

 80点を100点にする努力をしている暇があったら、80点の仕事を5個はできることになります。ビジネスによっては、40点を60点にする努力を10、20個やったほうがいい場合もあります。

 試験であれば、80点と100点では全く評価が異なります。しかし、仕事において、80点と100点でどれくらいの差があるでしょうか? お客さんも上司も、その差にすら気付いてくれないはずです。

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