片づけが上手な人の財布は美しい仕事効率アップのカギはかたづけにあり

財布は所有者の片づけ習慣の縮図です。財布がパンパンにふくれている人は、デスク周りや部屋の中も同じ状態であることが多いのです。片づけられないという人は、まずは財布の中身の整理整頓から取り組んでみましょう。

» 2015年03月30日 05時00分 公開
[企業実務]

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 本記事は、企業実務のコンテンツ「仕事効率アップのカギは片付けにあり」から一部抜粋・編集して掲載しています。


Photo マンガ:青木秀一

 「片づける時間がない!」という人が、最初に取り組んだほうがよい出発点をご存じですか? それは財布の中身の整理整頓。財布がパンパンに膨れ上がっている人は、デスク周りや部屋の中も同じ状態であることが非常に多いのです。財布は所有者の片づけ習慣の縮図といえます。

 財布をスッキリさせたい場合の対処法は、「リセット」と「習慣化」の片づけになります。

 リセットとは、財布の中身をすべて出し分別して必要なものだけに減らし、モノの定位置を再設定する片づけです。

 カード類は「過去1カ月間で使ったものと使わなかったもの」という基準で分別し、基準に該当するカードは「一軍」として財布に戻します。それ以外は、名刺サイズのカードケースなどに別途収納する(二軍)か、自宅に待機させる(三軍)か、処分(戦力外)します。

 さらにキレイな財布を維持する習慣化のために、以前この連載で取り上げた「真逆の行動」を設定します。例えば、「帰宅後に財布からレシートを出して捨てる」などです。21日後に習慣化できたら、次の真逆の行動に挑戦します。「財布の整理→家計簿への記録」もよいでしょう。

 また普段から、レシートを受け取るタイミングで内容を確認し、不要ならすぐ捨てるという「元を絶つ行動」をとれば、財布はより整理整頓できるはずです。

 普段何気なくしている無意識の行動の「真逆」をすることで、新たな習慣を身につける――。財布の片づけが、いつしか仕事や生活を大きく変えるキッカケになると思います。


 この連載は今回で最終回です。これまでなかなか片づけができなかった人も、まずは財布から始めてみませんか?

著者プロフィール:小松 易(こまつやすし)

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日本初の片付け士。「“片付け”を通じて人生を変える」をコンセプトに、経営者や企業向けのコンサルティングや研修を行っている。著書にベストセラー『たった1分で人生が変わる片付けの習慣』(中経出版)ほか。スッキリ・ラボ


マンガ著者プロフィール:青木秀一(あおきしゅういち)

マンガ・プロダクション アウチ!代表。マンガ冊子、マンガパンフレット、マンガチラシなど紙・Web問わず広告・宣伝のためのマンガ企画・制作を行なっている。マンガプロダクション アウチ!


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