片づけが苦手な人に対しては「モノが溢れるまでのプロセスを紙に書き出してください」とお願いしています。こうすることで、無意識の行動が意識できて原因もつかめるからです。
「企業実務」は、経理・総務・人事部門の抱える課題を解決する月刊誌。仕事を進める上で必要な実務情報や具体的な処理の仕方を正確に、分かりやすく、タイムリーにお届けします。1962年の創刊以来、理論より実践を重んじ、“すぐに役立つ専門誌”として事務部門の業務を全面的にバックアップ。定期購読はこちら。
本記事は、企業実務のコンテンツ「仕事効率アップのカギは片付けにあり」から一部抜粋・編集して掲載しています。
私は、片づけが苦手な人に対して「モノが溢れるまでのプロセスを紙に書き出してください」とお願いします。無意識の行動が意識でき、原因もつかめるからです。会議資料を例にすると、次のようなプロセスが見えてきます。
これを見ると、3のなにげない行動が原因で散らかることが分かります。この状況を踏まえて、自分自身に次の質問をし、再度プロセスを書き出してみます。
【質問】
デスクの上を美しく維持するには、どういうプロセスが必要でしょうか?
とくに大切なのは3つめの行動を「一呼吸」置かず、すぐに着手すること。デスクに書類を置く前に、手に資料を持った状態で分別を開始することが成功のポイントです。
行動を変えることが負担に感じる人は、例えば「書類はデスクに置く前に要・不要の分別を行う」という1つの行動だけを21日間繰り返します。「このなかから1つだけやればいい」と思うと気が楽ですし、簡単なので続けやすくなります。
最終的には、この5つの理想的な行動が習慣になるように、自分がとる行動を21日間ごとに1つ増やして一連の流れにしていきましょう。いつしか苦手意識は克服され、よい習慣が身につくと思いますよ。
日本初の片付け士。「“片付け”を通じて人生を変える」をコンセプトに、経営者や企業向けのコンサルティングや研修を行っている。著書にベストセラー『たった1分で人生が変わる片付けの習慣』(中経出版)ほか。スッキリ・ラボ
マンガ・プロダクション アウチ!代表。マンガ冊子、マンガパンフレット、マンガチラシなど紙・Web問わず広告・宣伝のためのマンガ企画・制作を行なっている。マンガプロダクション アウチ!
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