部下を管理するだけでなく、育てるのも上司の仕事の1つだ。ではどうすればリーダーになる人材を育成できるだろうか? 自分にリーダーシップがあると思っている人への調査から、上司に求められる資質が見えてきた。
若手リーダーが育たない――そんな悩みを抱える上司も多い。だが、リーダーを育てるには、上司自身に部下の課題を理解して明示し、その上で成長を促せる能力が求められている。
「リーダーシップを開発するための能力の引き出し方調査」を人材育成を手がけるシェイクが実施したところ、自らにリーダーシップがあると思っている人が過去に出会った上司には、共通の特徴があることが明らかになった。
「自分にリーダーシップがあると思うか」という問いに「ある」と答えた人の約7割が、かつて「今まで自分の能力を引き出してくれる上司と出会ったことがある」と回答。一方で、自分にリーダーシップがないと思う人の47.7%は、そのような上司にであったことがないと答えた。
では、どのような上司が自分のリーダーシップを引き出してくれるのだろうか。もっとも多い回答は「優しくも、厳しくも率直なアドバイスをしてくれる」上司だ。また、「現状の自分の課題を明確にしてくれる」上司に出会えたかどうかは、自身のリーダーシップの発揮度に影響を与えることも分かった。
インターネットを使った調査で、社会人5年目から24年目の会社員1032人から回答を得た。調査期間は2014年7月9〜10日。
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