複数デバイスを切り替えて使える、マルチデバイス対応のキーボード3選Biz.Hacks(1/3 ページ)

PCはもちろんスマホ、タブレットなど、1人でさまざまなデバイスを併用するにあたって便利なのが、Bluetoothを用いて接続先を切り替えられるマルチデバイス対応のキーボードだ。今回はそれぞれ秀逸な特徴を持った3つの製品を紹介しよう。

» 2014年10月27日 14時30分 公開
[山口真弘Business Media 誠]

 スマホやタブレットを活用するにあたって便利なのが、外付けのキーボードだ。PCと同じ感覚で、タッチ操作よりも高速かつ正確な入力が可能になる。

 しかしPCはもちろんスマホ、タブレットなど、1人でさまざまなデバイスを併用することが多い現在では、機器ごとにキーボードを用意するとなると、置き場所がいくらあっても足りないし、キーの配置やキータッチがそれぞれ異なることで混乱するのは必至だ。

 こうした場合に便利なのが、マルチデバイス対応のキーボードだ。Bluetoothを用いて接続先を切り替えられるので、デバイスが複数あってもキーボードは1台で済み、置き場所を取らないというわけだ。

 今回は、現在市販されているマルチデバイス対応のキーボードのうち、特徴を持った3つの製品を紹介しよう。

キーボード (左)ロジクール「Bluetooth Multi-Device Keyboard K480」、(右)エレコム「TK-FBP067IBK」、(奥)エレコム「TK-FBP043BK」

Windows/iOS/Androidで使えるロジクール「Bluetooth Multi-Device Keyboard K480」

 ロジクールの「Bluetooth Multi-Device Keyboard K480」は、WindowsとiOS、Androidで切り替えて利用できるマルチデバイス対応のBluetoothキーボードだ。本体左側に配置されたロータリースイッチを回すことで、最大3台のデバイスをすばやく切り替えて利用できる。本体はスタンドと一体化しており、デバイスを直接セットして利用できるのも利点だ。切れ込みの奥行きが広いため、スマホやタブレットを保護ケースを付けたままの状態でもセットしやすい。

 キートップに書かれた文字と入力文字が一致しない製品が多い中、本製品は各OSごとの対応文字がシルク印字されており、文字入力の際も迷いにくい。安定性を重視したためか重量は約815グラムとかなり重く、持ち歩いての利用には向かないが、Windows/iOS/Androidのいずれでも使えるキーボードは数が少ないだけに貴重な存在。デスク上でこれら複数のデバイスを併用しており、キーボードを1つにまとめて入力効率を上げたいユーザーにおすすめできる製品だ。

K480 幅は299ミリと、モバイルノートとほぼ同等。安定性を重視したためか重量は815グラムとやや重め
K480 キーボードとスタンドが一体化した構造。これはNexus 7(2013)を横向きに立てたところ
K480 パンタグラフタイプの日本語84キーを採用。キートップには各OSごとの対応文字がシルク印字されており入力しやすい
K480 タイピングのポジションに指を置いたところ。キーピッチは19ミリとノートPC並みの広さで快適な打鍵が可能
K480 デバイスを立てる切れ込みは端まで貫通していないため、立てられるデバイスの幅は最大265ミリ(実測値)に制限される。キーボードの角度の調節機能はない
K480 ロータリースイッチを回転させることで3台のデバイスを切り替えられる
K480 ペアリングは専用キーが用意される。キーのコンビネーションでペアリングを行う製品と違って設定しやすい
K480 単4型乾電池×2本で約2年利用できる。USBケーブルでの給電には対応しないが、これだけ長寿命であれば大きな問題はないだろう
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