数十年生きていれば、嫌いに人の1人や2人は出てくるもの。でも、単に「嫌い」と遠ざけず理性的に対応すれば、人間としての幅が広がるというメリットが生まれるかもしれません。
好きになろうと努力しても、どうしても好きになれない人がこれまでの人生に1人や2人はいませんでしたか。その人たちの何が好きになれなかったのかをはっきりさせておけば、同じような人にこれから出会った際、うまく対応できるでしょう。
なぜ、好きになれないのか。自己中心的だったり、失礼だったり、自慢話ばかりしているなど、じっくりと観察してみれば、その理由が浮かんでくるかもしれません。米ニュースサイト「Quartz」では Laren Baconさんが、“自分が嫌いな他人の性格を見つける”ための、個人的な洞察力のエクササイズを紹介していました。
まずは次のように自問自答してみましょう。
一度見下してしまうと、あるはずの良いところが見えなくなって思い出せなくなり、その人の性格全てが悪いのだと思うようになります。自慢話を聞くのが耐えられない、など嫌な部分ばかりに気が向いてしまう場合は「どうすればもっと感謝の気持ちが持てるようになるか?」と自分に問いかけましょう。
(出典:Quartz)
不思議に思えるかもしれませんが、自分が望むものを持っている人や、自分のなりたい性格の人を嫌う場合もあります。苦手に感じている人がいるなら避けるのではなく、自分を映す鏡だと思って、足りないところを見つけるようにするのはどうでしょうか。苦手な人をネガティブに捉えて人生から排除するのではなく、「得られるものがある」とポジティブに考えれば、きっと収穫が得られることでしょう。
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