もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、副詞“always + 現在進行形”について勉強しましょう。
本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、
・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
・“may”はほぼ死語。
・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。
こういうものが、まだまだあるのです。
この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。
彼女はいつも文句を言っている。
彼女はいつも、文句ばかり言っている。
「〜ばっかり!」とネガティブなニュアンスになる“always doing”
現在進行形と一緒に“always”が使われている文、よく見ますよね?
“She's always complaining.”を「いつも文句を言っている」と訳していたかもしれませんが、ネイティブの感覚だと、これは「いつも文句ばかり言っている」と苛立ちが表れたフレーズになります。
【always + 現在進行形】は「いつも〜している」ではなく、「いつも〜ばかりして(嫌だ)」というネガティブなニュアンスになると覚えておきましょう。「明らかに不満を感じている」フレーズなので、使うときには注意してください。
“He’s always getting mad at me.”
いつも自分に対して怒ってばかりいる相手に対する、不満のフレーズになります。“get mad”で「怒る」です。
“You’re always playing games.”
“play games”で「ゲームをする」、感情を表す動詞ではありませんが、非難めいた口調になります。
“You’re forever talking about yourself.”
“always”だけでなく、“forever(いつも)”のような単語もよく現在進行形と一緒に用いられ、「いつも〜ばかりしている」という意味になります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.