尋問に聞こえる!?――疑問文“Why 〜 ?”もしもネイティブが中学英語を教えたら

もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、理由を尋ねるときの便利なフレーズを紹介します。

» 2014年09月26日 05時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
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連載「もしもネイティブが中学英語を教えたら」について

本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。

あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、

 ・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
 ・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
 ・“may”はほぼ死語。
 ・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。

こういうものが、まだまだあるのです。

この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。


遠回しな聞き方

中学英語ではこう習う

どうして日本に来たんですか?(理由を言いなさい)

Why did you come to Japan?


ネイティブならこう教える!

どういうわけで日本に来ることになったんですか?

What brought you to Japan?


ココがPOINT!

尋問に聞こえる“Why 〜 ?”

「理由を聞くときは、(“Why”+ 疑問文)を使う」と習ったはず。でも、相手にいきなり“Why 〜 ?”と聞くと「どうして〜なの?」と尋問しているみたいに思われるかも。

ネイティブなら、理由を聞くのにもっと遠回しな聞き方をするでしょう。例えば“What brought you to 〜?”なら「どういうことで〜することになったの?」とソフトな質問に。さまざまなシチュエーションで使える便利なフレーズですから、ぜひ覚えてください。


練習問題

1. 「どういうわけでアメリカに来たの?」

“What brought you to America?”

 最後の“America”の部分をほかの地名に変えれば、その場所に来た理由を尋ねることができます。


2. 「どういうわけであなたはここにいるの?」

“What brings you here?”

 現在形なので、「なんでここにいるの?」といったニュアンス。過去形にすれば、「なんでここに来たの?」です。


3. 「何があなたをそんなに悲しませたの?」

“What made you so sad?”

 “sad”の部分を他の形容詞に変えれば、感情が変化した理由を尋ねることができます。

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