もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、人をほめる表現を紹介します。
本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、
・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
・“may”はほぼ死語。
・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。
こういうものが、まだまだあるのです。
この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。
彼女は(そこそこ)歌がうまい。
“She sings well.”
彼女はすごく歌がうまい。
“She’s a great singer.”
ほめたつもりが「そこそこ」なイメージになる“well”
“She sings well.”のように「うまい」の意味で“well”を使っているテキストがありますが、“well”は「そこそこうまい」程度にしか聞こえません。こんなとき、実際にネイティブが使う表現は、“She’s a great singer.”です。“〜 is a great 〜”で、定番表現の「〜がうまい(人だ)」となります。
ちなみに、“She’s a good singer.”だと「そこそこのレベル」に聞こえるので、“good”ではなく“great”(すごく)を使うのがポイントです!
“You’re a great actor.”
“You’re a great 〜.”で「あなたは〜がうまい」という意味になり、相手をほめる際に使われるフレーズです。
“He’s a great football player.”
“He’s a great 〜.”で「彼は素晴らしい〜だ」。“great”の後に職種を入れれば、その仕事で優秀だというほめ言葉になります。
“She’s a great cook.”
ホームパーティに招かれた際、その家の奥さんへのほめ言葉としてよく使われるフレーズです。決まり文句なので、丸ごと覚えてしまいましょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.