ほめたつもりが「そこそこ」なイメージに!?――副詞“well”もしもネイティブが中学英語を教えたら

もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、人をほめる表現を紹介します。

» 2014年09月24日 05時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
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連載「もしもネイティブが中学英語を教えたら」について

本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。

あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、

 ・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
 ・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
 ・“may”はほぼ死語。
 ・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。

こういうものが、まだまだあるのです。

この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。


ほめたつもりが「そこそこ」なイメージになる“well”

中学英語ではこう習う

彼女は(そこそこ)歌がうまい。

“She sings well.”


ネイティブならこう教える!

彼女はすごく歌がうまい。

“She’s a great singer.”


ココがPOINT!

ほめたつもりが「そこそこ」なイメージになる“well”

“She sings well.”のように「うまい」の意味で“well”を使っているテキストがありますが、“well”は「そこそこうまい」程度にしか聞こえません。こんなとき、実際にネイティブが使う表現は、“She’s a great singer.”です。“〜 is a great 〜”で、定番表現の「〜がうまい(人だ)」となります。

ちなみに、“She’s a good singer.”だと「そこそこのレベル」に聞こえるので、“good”ではなく“great”(すごく)を使うのがポイントです!


練習問題

1. きみは演技がうまい。(ヒント:きみは素晴らしい役者だ)

“You’re a great actor.”

 “You’re a great 〜.”で「あなたは〜がうまい」という意味になり、相手をほめる際に使われるフレーズです。


2. 彼はサッカーがうまい。(ヒント:彼は素晴らしいサッカー選手だ)

“He’s a great football player.”

 “He’s a great 〜.”で「彼は素晴らしい〜だ」。“great”の後に職種を入れれば、その仕事で優秀だというほめ言葉になります。


3. 彼女は料理がうまい。(ヒント:彼女は素晴らしい料理人だ)

“She’s a great cook.”

 ホームパーティに招かれた際、その家の奥さんへのほめ言葉としてよく使われるフレーズです。決まり文句なので、丸ごと覚えてしまいましょう。

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