応接室を快適な空間に保つコツフニワラさんの庶務の知恵袋

応接室のソファやイス、お手入れは万全ですか? ホコリやゴミがたまりやすい「座面の奥」、手あかが付きやすい「肘掛け」をしっかりお掃除するためのテクニックをご紹介します。

» 2014年09月22日 07時00分 公開
[企業実務]

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 本記事は企業実務のコンテンツ「フニワラさんの庶務の知恵袋:応接室を快適な空間に保つコツ」から一部抜粋・編集して掲載しています。


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 大切なお客様をお迎えする応接室。ところが案内され、じかに座るソファや椅子が、汚れていたとしたら、会社に対する印象を大きく損ないかねません。特に、「肘掛け」の部分には手アカが付きやすいこと、「座面の奥」にホコリや髪の毛などが溜まりやすいこと、この2点に注意しておきたいものです。

 数年に1回は専門業者によるクリーニングをお勧めしますが、適切なケアをしておけば、応接家具の傷みが抑えられ、クリーニングの頻度も減らせます。

汚れは気づいたときに対応を

 「肘掛け」の手アカ汚れを落とすには、次の方法が効果的です。まず、100円ショップに置いてある掃除用素材「セスキ炭酸ソーダ」(粉末状のもの)を、コップ1杯の水に小さじ1杯ほど溶かします。それをスプレー容器に入れた「セスキ炭酸ソーダ水スプレー」をつくり、薄手のタオル地のぞうきんに吹き付けて、軽く叩くように、ソファや肘掛けの汚れを移し取ります。

 この方法は、布張り、皮(合皮)張り、木製等の様々な「肘掛け」掃除に使えます。ただし、素材によってはシミになる可能性があるので、目立たないところで試してから、広い部分の掃除に移りましょう。同じスプレーとタオル地のぞうきんで、テーブルの縁に残りがちな手アカも落とすことができます。

 また、ソファなどの座面の奥は、掃除機の先に細いノズル(吸い込み口)を付けて、片手で開くようにして挿し、ホコリや髪の毛を吸い取ります。ここに汚れを溜めると、ダニが発生しやすくなります。見えない部分の掃除はおろそかになりがちなので注意しましょう。

リラクゼーション効果を演出

 オフィスの応接室のように、重厚な応接セットのある空間は、「くつろぎ」よりも「緊張」のほうが勝りがちです。そこで、来客の予定があるときには、リラクゼーション効果の高いエッセンシャルオイルを、アロマディフューザーなどでさりげなく焚いておきましょう。清潔感、清涼感が演出でき、そして意外にお客様の安心感にもつながるのです。

著者プロフィール:藤原千秋

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「フニワラさん」の愛称で親しまれる住宅ライター・アドバイザー&コラムニスト。『フニワラさんの無理なく続けるハウスキーピング術』など著書、マスコミ出演多数。


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