もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、何かが欲しいときに依頼するフレーズを紹介します。
本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、
・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
・“may”はほぼ死語。
・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。
こういうものが、まだまだあるのです。
この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。
私は何か飲み物がほしい(だから持ってこい)。
“I want something to drink.”
何か飲み物がほしいのですが。
“I’d like something to drink.”
とっても失礼な、“I want something to 〜.”
【something + to不定詞】で「何か〜するためのもの」と習ったと思います。でも実は、“I want something to 〜.”だと、「何か〜するためのものがほしいから持って来い」と威張った言い方に!
こんなときネイティブが使うのは、“I’d like something to 〜.”です。これなら「何か〜するためのものがほしいのですが」と謙虚なお願いに聞こえます。よく使うフレーズですから、ぜひ“I’d like something to 〜.”で覚え直しましょう。
“I’d like something to eat.”
「何か〜するためのものがほしいのですが」と言うときは、“to”の後の動詞を変えればOKです。
“Would you like something to drink?”
“Would you like something to 〜 ?”で「何か〜するものはいかがですか?」と相手の意向を尋ねる表現になります。
“We need something to pass the time.”
“We need something to 〜.”(われわれは何か〜するものが必要だ)は、ビジネスでよく使うフレーズ。“pass the time”で「暇つぶしする」です。
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