「何か飲み物が欲しいのですが」もしもネイティブが中学英語を教えたら

もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、何かが欲しいときに依頼するフレーズを紹介します。

» 2014年09月16日 05時00分 公開
[デイビッド・セインBusiness Media 誠]
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連載「もしもネイティブが中学英語を教えたら」について

本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。

あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、

 ・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
 ・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
 ・“may”はほぼ死語。
 ・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。

こういうものが、まだまだあるのです。

この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。


“I want something to 〜.”

中学英語ではこう習う

私は何か飲み物がほしい(だから持ってこい)。

I want something to drink.”


ネイティブならこう教える!

何か飲み物がほしいのですが。

I’d like something to drink.”


ココがPOINT!

とっても失礼な、“I want something to 〜.”

【something + to不定詞】で「何か〜するためのもの」と習ったと思います。でも実は、“I want something to 〜.”だと、「何か〜するためのものがほしいから持って来い」と威張った言い方に!

こんなときネイティブが使うのは、“I’d like something to 〜.”です。これなら「何か〜するためのものがほしいのですが」と謙虚なお願いに聞こえます。よく使うフレーズですから、ぜひ“I’d like something to 〜.”で覚え直しましょう。


練習問題

1. 何か食べ物がほしいのですが。

“I’d like something to eat.”

 「何か〜するためのものがほしいのですが」と言うときは、“to”の後の動詞を変えればOKです。


2. 何か飲み物はいかがですか?

“Would you like something to drink?”

 “Would you like something to 〜 ?”で「何か〜するものはいかがですか?」と相手の意向を尋ねる表現になります。


3. われわれには何か暇つぶしできるものが必要だ。

“We need something to pass the time.”

 “We need something to 〜.”(われわれは何か〜するものが必要だ)は、ビジネスでよく使うフレーズ。“pass the time”で「暇つぶしする」です。

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