私はテニスをやらないんだ!もしもネイティブが中学英語を教えたら

もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、一般動詞の否定文について勉強します。

» 2014年09月10日 05時00分 公開
[デイビッド・セイン,Business Media 誠]
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連載「もしもネイティブが中学英語を教えたら」について

本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。

あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、

 ・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
 ・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
 ・“may”はほぼ死語。
 ・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。

こういうものが、まだまだあるのです。

この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。


一般動詞の否定文

中学英語ではこう習う

I do not play tennis.

私はテニスをやらないんだ!


ネイティブならこう教える!

I don’t play tennis.

私はテニスをしません


ココがPOINT!

同じ意味ではなかった“do not”と“don’t”

“do notと“don’t”がイコールではないと知っていますか? 

学校では、“do not”の短縮形が“don’t”だと習うだけなので、どちらを使っても同じ意昧だと思うようですが、“I do not play tennis.”と省略せずに使うと、ネイティプは「私はテニスをやらないんだ!」と、わざと「しない」を強調しているように感じます。

英語では、一般的に短縮できるものはするのがお約束。ふつうに「〜しない」なら、短縮形を使いましょう。


練習問題

1. 彼女はコンピュータを持っていません。

“She doesn’t have a computer.”

 主語が三人称単数の場合は“does”を使います。ちなみにこの文の“have”は、習慣ではなく「所有している」という状態を表します。


2. 私はタコを食べないのです!

“I do not eat octopus.”

 ネイティブがあえて短縮せずにこう言う場合、“not”を強く発音して「〜ではない」ことをさらに強調します。


3. そんなに遅くはなりません。

“I won’t be late.”

 “do”や“does”だけでなく、助動詞の場合も短縮形を使うようにしましょう。“will not”とすると、「遅くならないつもりだ」と意志のニュアンスが強くなります。

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