作成できるのは請求書のほか、見積書、納品書の3種類。メールアドレスとパスワード、事業所情報を入力してログインすると、メールソフトによく似た構成のホーム画面を表示する。この段階で請求書を作成するため入力フォームを表示し、さらに隣には請求書のプレビューも表示する。このプレビューを見ながらフォームを埋めていくことで、請求書ができあがるというフローだ。同種サービスと比べても分かりやすい。
この時点ではまだ取引先は登録されていないが、取引先名を入力してエンターキーを押すと登録フォームが表示され、詳細な情報が入力できる。登録を終えると、次回からプルダウンで選択できるようになる。また明細欄も、いったん入力した品目は次回から自動入力が可能になる。品目は個別に消費税および源泉税のオンオフが設定できるが、「個」や「枚」など数量の単位は入力できない。
請求書に表示する各項目の入力を終えて「保存する」をクリック。あとは一覧画面から、PDFのダウンロード、印刷、編集、複製、さらには納品書への変換といった処理が行える。現在はベータ版ということで未実装だが、請求書の郵送機能のほか、1つの帳票を同じ内容で繰り返し発行するための定期モードのリリースも予告する。
本サービスの大きな特徴は、同社の「MFクラウド会計・確定申告」と連携し、会計にまつわるさまざまな処理が行えることだ。なかでも請求書に対応した売掛および入金の仕訳を作成する機能は、同等サービスには真似ができない機能だ。また取引先から文書を受信する機能もあり、請求の消し込みに役立てられる点も新しい。全体のフローも分かりやすく、請求書を作成する中でストレスなく項目が埋めていけるように工夫されている。
PDFの送付はメールへの直接添付ではなくリンクを張る方式なのと、差出人が送信専用アドレスなのは好き嫌いが分かれそうだが、端数の計算方法など細かいカスタマイズが可能なのは、確定申告サービスを提供する同社ならではといったところだろう。現時点で気になるのは帳票のテンプレートがシンプルすぎることで、実装が予告されている郵送機能や帳票の定期モードと合わせて、今後の対応を期待したい。
サービス名 | 提供元 | 利用料 |
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