やる気が出ない理由や、やる気を高める方法は人それぞれです。やる気を高める研修を行っている筆者が、やる気をなくしてしまった原因と、やる気を高めた方法を説明しています。
「社員のやる気を高める」ために各企業で研修を行い、やる気を高めるための方法を、売るほど持っている私ですが、「イマイチやる気が出ない」という日が年々増えてきました。
そんな私がどのようにやる気を回復させたのか、その方法を紹介します。
それまである程度高どまりしていたやる気が、30代後半から、日によって大きく振幅することに気づきました。やたら元気な日もあれば、もう何もする気になれず、ネットサーフィンに明け暮れてしまう。そして、その後、「1日を無駄に過ごしてしまった……」と自己嫌悪に陥り、さらに落ち込む。
そして身体にも腰痛、神経痛、歯ぐきの炎症などの振幅が現れるようになり、「会社に行くのがやっと」という状態の時もありました。しかも、病院で診てもらっても、運動不足を指摘されるばかりで、特に異常はありませんでした。
このような症状が、30代後半から今に至るまで毎年何かしら出ています。そして、思い当たり、「更年期の症状チェック」をしてみたところ、ドンピシャ。考えたくはありませんが、更年期特有のホルモンバランス変化のせいだったようです。
そして「やる気をコントロールすることを諦め、体の声に従って、体に心地よいことを優先しよう」と考えなおすようにしました。それ以降、心がけているのが、以下の3つの点です。
私の場合、大きく体調を崩しつらい症状が出るのが6月〜9月の夏を挟んだ時期です。何が原因でそうなるのかを振り返ったところ、つらい症状が出る前の生活習慣には、似たような乱れがあることに気づきました。それは以下のようなものです。
特に、冷えた室内に長い時間同じ姿勢でいる日が続くと、重い腰痛の症状が出るようです。このことに気づいてから、対策として、空調の風が直接体に当たらないようにし、夏でも温かい飲み物を飲み、忙しくても夜は時間を決めて切り上げるようにしました。
医者から「運動不足」と言われても、今の生活の中に、ジム通いや、ランニング、ウォーキングを取り入れる余裕はありません。
そこで、会社への往復時間は、できるだけ、腹筋に力を入れて姿勢よく歩くこと、就寝前は、ストレッチをするようにしました。それ以外にも、休日に長時間の散歩に出るなどのことを心がけています。
日々生まれる、人間関係、家族、業績、お金、健康、将来の悩みがあり、私の場合、1度悩み始めると、ずっとそのことばかり考えてしまいます。しかし、悩んでいても解決するわけではありませんし、そのようなときの思考パターンはネガティブになりがちです。
悩んでいる時間が「ムダだ」なこと、また体調にも影響しているため「損」なこと――それに気づいてから、悩みがあっても「考えるのを止める」ことにしました。「取り組めること」や「行動」をいくつか書き出したらそれ以上は考えない。そんな工夫をしています。
以上3つのことを心がけたところ、多少の症状は出ても、動けないほど体調不良になることはなくなり、体調が優れなくなっても、数日で元に戻る回復力がついてきました。そして、回復力がついたころから、自然と「やる気」はわいてくるようになりました。
ただし、体調がイマイチなときに、ムリをするのは禁物です。早めに上司や周囲に伝え、理解を得ておくようにしましょう(逆にいえば部下や後輩にやる気がないように思えるときは、体調をさりげなく気遣うことも必要です)。
「最近、なんとなくやる気が落ち気味」と感じたら、体調にも目を向けてみるといいかもしれません。この記事が早めに改善するきっかけになれば幸いです。
※この記事は、誠ブログの30代後半から乱れがちなやる気と、その回復法より転載、編集しています。
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