iPhoneにもっとパワーを! 外部ストレージ+バッテリー内蔵ケースが登場Biz.ID Weekly Top10

5月29日、米国をはじめ世界130カ国でモバイルバッテリーソリューションを販売するmophieが新製品を発表しました。その製品はiPhoneの2大悩みを解決するとのことで……。

» 2014年05月31日 08時00分 公開
[渡辺まりか,Business Media 誠]
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 5月最終週、もっとも読まれた記事は、心の名医・斎藤茂太先生による連載「あせらない練習」から「体を動かすことが、脳にとって一番の疲労回復法」でした。煮詰まったときにぜひ思い出して、実践したい内容でした。

 また、2位も同じ連載から「疲れた脳に仕事をさせようとしてもムダ」、3位はリーダーの役割について、考えさせられる内容の記事「多くの企業が陥る、リーダー不足という“勘違い”」でした。


 5月29日、iPhone 5/5s向け外部ストレージ内蔵バッテリーケースの「mophie space pack(モーフィー スペースパック。以下space pack)」が発売されました。編集部で“ガジェティーヌ”の名をほしいままにしている筆者。「表参道で、mophieが記者説明会をするらしいよ」と聞いて行かないわけにはいきません。

 mophieは、モバイルバッテリーやiPhone向けバッテリーケースなどの開発、販売を手がける周辺機器メーカー。マーケティング担当バイス・プレジデントのロス・ハウ氏によると、同社は今後、日本での展開を本格化させる計画で、セールスオフィスを東京に開設したそうです。

 日本担当セールスマネージャーのジェームズ・ガードナー氏は、space packが生まれた背景について「これまでmophieでは、モバイルバッテリーやiPhone向けバッテリーケース(ケースにバッテリーを内蔵したもの)を作ってきたが、ストレージ不足も深刻。例えば、アプリをアップデートするためだけに、保存したデータを削除しなければならないこともある。そんなユーザーの声から生まれた」と説明しています。

左:マーケティング担当バイス・プレジデントのロス・ハウ氏。右:セールスマネージャーのジェームズ・ガードナー氏

space packの使い心地は?

 それではさっそく、space packを試してみましょう。

 まずはspace pack(ケース)をiPhoneに装着。すると、space packを外部ストレージとして利用するのに必要なアプリのインストールを促すメッセージが表示されます。タップすればダウンロードページに飛ぶので、迷わずインストールできます。

左:装着はスライド式。マットな質感のため、指紋で汚れることはなさそう。右:初めて装着すると、「Appがインストールされていません」と表示される。App Storeをタップすれば、Spaceアプリをすぐにダウンロードできる

 アプリ画面はカテゴリーごとのアイコンが並ぶシンプルなもの。使い方も簡単です。iPhoneの中にある画像をケースのストレージに移すには、まず、「写真」アイコンをタップします。次に「カメラ同期」をタップし、右上の「追加」をタップ(「カメラロールを同期」にチェックを入れると、iPhone内のすべての写真をコピーできます)。するとiPhoneのアルバムが開くので、コピーしたい写真を選んで「同期」をタップします。これでiPhone内にある画像をケース側にコピーできました。

Photo アプリからの操作で、iPhoneの中にある写真をケース側のストレージにコピーできる

 ケース側に保存した画像は、ホーム画面の「写真」アイコンをタップすればすぐ見つけられます。また、それ以外のファイルもカテゴリ分けされているので、見つけやすくなっています。もちろん、検索窓からファイル名を入力して検索することもできます。

左:space pack内に保存された「プレゼンター」という単語入りの文書。右:Spaceアプリで検索したところ、「該当なし」という表示。全文検索に対応していないのが残念

 ビジネスマンに役立ちそうな、メール添付ファイルの保存機能も試してみました。メールアプリの添付ファイルを開いた状態で「共有ボタン」をタップし、表示されるアプリ群から「Spaceで開く」をタップして、space packに保存します。

左:メールアプリ内で添付ファイルを開き、共有ボタンをタップしたところ。追加された「Spaceで開く」をタップする。右:「却下」と妙な訳され方をしているが、気にせずタップすれば、space packに保存される

 これまで、大きめのデータはEvernoteなどクラウドストレージに保存していましたが、電波が入りづらい場所では開けなかったりしていらいらすることもありました。space packなら、そんな問題も解決できそうです。

充電用に持ち歩くのはMicro USBケーブル1本!

 space packは1700mAhのバッテリーの大容量バッテリーが搭載しているのも特徴の1つ。iPhone 5sの連続通信時間を約8時間延長させることができます。

 space pack本体の充電は、汎用性の高いMicro USBケーブルで行います。Androidケータイと2台持ちのユーザーであれば、わざわざiPhone用のLightningケーブルを持ち歩く必要がなくなるのはうれしいところ。space packにiPhoneを装着した状態で電源に接続すれば、space packとiPhoneの両方を充電してくれるのも便利です。

 ほかにも、PCとケーブル接続したときに、space packを装着したままPC側のiTuensと同期できる点、iPhone本体とは別にspace packが外部ストレージとしてPC側に認識され、ドラッグ&ドロップでファイルを転送可能な点、さらに充電したくないときは物理スイッチで給電をオフに切り替えられる点なども便利だと感じました。

左:PCとケーブルで接続すれば充電されると同時に、外部ストレージとしてマウントされる。右:バッテリー残量は左のボタンを押して光るLEDの数で確認できる
左:給電ON。右:給電OFF

 実はiPhone 4sユーザーだったときにもバッテリーケースを愛用していた筆者。ストレージ容量も増やせる製品を切望していたので、買ってしまいそうです。ああ、止まらない物欲……。

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