今さら聞けない! 3分で分かる「7つの習慣」まとめ(1/2 ページ)

スティーブン・コヴィー氏の世界的なベストセラーで、ビジネスパーソンのバイブルともいえる「7つの習慣」。どんな内容なのか興味があるという人に、3分で解説します。

» 2014年05月07日 11時00分 公開
[松崎純一Business Media 誠]
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この記事は、ブログ「jMatsuzaki」より転載、編集しています。


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 私は「7つの習慣」という本が大好きです。

 「7つの習慣」とは、スティーブン・R・コヴィー博士によって書かれた人生を幸福に導く成功哲学です。私の思考の根底には本書の内容が深く刻み込まれており、何かに迷った時には読み返します。もしあなたがまだ「7つの習慣」を読んでいないと言うのなら、どうか読んで頂きたいと私は思うのです。

 ただ、7つの習慣はページ数もそこそこあるし、安い本でもありません。今さら読むなんて気分がのらないと感じるかもしれません。

 そこで、7つの習慣の全体像をここで簡単に紹介することにしました。

インサイド・アウト(内から外へ)

 7つの習慣のベースにはインサイド・アウト(内から外へ)という考え方があります。

 あなたを真の成功と幸福に導くものは優れた人格を持つことであり、自分自身の内面(インサイド)から外(アウト)に働きかけることであるとする考え方です。つまり、“影響を受けるより、影響を与える”という考え方です。人生の扉は、中から開くことしかできないのです。

7つの習慣とは?

 インサイド・アウトの考え方をベースに、成功の鍵を握る「7つの習慣」が示されます。これらは単独で独立して存在するものでなく、それぞれが深く関連しています。

 7つの習慣は全体が大きく3つに分類されています。7つの習慣のそれぞれの分類と、名称を全て列挙してみましょう。

I.私的成功

■第一の習慣:主体性を発揮する

■第二の習慣:目的を持って始める

■第三の習慣:重要事項を優先する

II.公的成功

■第四の習慣:Win-Winを考える

■第五の習慣:理解してから理解される

■第六の習慣:相乗効果を発揮する

III.再新再生

■第七の習慣:刃を砥ぐ

 これらが”習慣”とされている理由は、本書の中で引用されているアリストテレスの言葉によって示されています。

人格は繰り返す行動の総計である。

それゆえに優秀さは単発的な行動にあらず、習慣である。

I.私的成功

 第一の習慣〜第三の習慣までは、”私的成功”を達成するものとして位置づけられています。これらは依存から自立への成長を促すものです。

第一の習慣:主体性を発揮する

 出発点となる第一の習慣は「主体性を発揮する」です。人は誰でも“自分の反応を選択する能力”を発揮できるということです。

 例えば、人の発言で不機嫌になることも、感謝することも、そのように反応することを自分で選択しているのです。嫌々会社に行くことも、喜んで会社に行くこともです。

 この自らの反応のしかたを主体的にコントロールし、周りの状況に左右されることなく、率先的に状況を改善する行動を起こすこと。それがまずもって求められる能力です。

第二の習慣:目的を持って始める

 目的を持って始める。それは人生の最後の姿を思い描きながら、あなたがあなた自身をどう創り上げたいか決めることです。

 ここでは“ミッションステートメント”と呼ばれる、個人的な憲法、または信条を書き上げるよう勧めています。

 あなたはどうありたいのか。自分の行動の基礎となる価値観や原則を文章化するのです。そしてこのミッションステートメントをあらゆるものごとを計る”ものさし”として使うのです。

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