作成できるのは見積書、納品書、請求書の3種類。作成した帳票は相互に変換が行えるなどデータの使い回しの自由度も高いほか、過去に作成した帳票をコピーして新規の帳票を作成することもできる。また、通常の請求書とは別に定期請求書というカテゴリーが用意されており、リピートで発生する請求書を効率よく作成できる。
ユーザー登録を終えてログインしたら、まず請求元情報を登録したのち、得意先のデータを登録する。帳票を作成する際は、得意先を選び、そこから「請求書」「見積書」「納品書」のいずれかを選ぶという流れで、直感的に分かりやすい。
商品台帳などから品目を入力する機能こそないものの、合計額などは自動的に計算されるほか、源泉徴収や復興税もきちんと考慮されている。また得意先ごとに内税外税を選択できるのはもちろん、特定の品目だけを非課税にできるなど、細かい設定が可能だ。
作成が終わったらWebブラウザ上でプレビューし、郵送やメール配信、PDFダウンロードや印刷を行う。メール配信およびPDFダウンロードは無料、郵送は1通180円、さらに見積書に関してはFAX送信機能(1通60円)も用意されている。請求書を発行したタイミングで一覧上に「請求済」の印が入り、リポート画面からは請求額と売上額の合計を前年対比のグラフで表示できるようになるなど、簡易な売上管理機能も備えている。
このほか、CSVファイルをアップロードして複数の請求書をまとめて作成することで、本サービスを使っての郵送を行う機能もあるなど、ローカルで行っていた業務を完全にクラウドに移行できる。アカウント登録時に郵送チケットが1通ついてくるので、無料で1通試しに送れるのも気が利いている。また請求書のフォーマットが豊富なのも、同種のサービスと比較した場合の強みといえるだろう。
唯一気になるのが、メールでの送付を選択した場合、PDFがメールに添付されるのではなく、いったん相手にWebブラウザでmisocaのサイトを表示してもらい、手動でPDFをダウンロードさせる方式であること。
個人的にはこれは致命的で、現状ではいったんPDFをローカル環境に保存してから手動でメールに添付する手間を掛けざるを得ず、他サービスのほうがアドバンテージがある。機能の豊富さと使い勝手のよさでは群を抜くだけに、この点だけはぜひ改善を要望したい。
サービス名 | 提供元 | 利用料 |
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Misoca | スタンドファーム | 無料 |
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