ニュースより「面白ビデオ」が仕事に効くワケ

朝起きてから、新聞やテレビなどでニュースを確認してから出勤するビジネスパーソンは多いはず。でも、仕事に積極的に取り組みたいなら、面白いビデオを見てから1日を始めたほうが良さそうです。

» 2014年04月01日 11時00分 公開
[Eric Ravenscraft,ライフハッカー[日本版]編集部]
ライフハッカー[日本版]

 朝起きて、背伸びをして、シャワーを浴びて、コーヒーをすすり、YouTubeを見始めます。直観に反しているようですが、クリエイティブな思考を巡らせるには、面白いものやかわいらしいものを見るのが一番のようです。

 『Psychological Science』で発表された研究によると、通常のニュースを見て1日を始めても、クリエイティブな問題の解決には役立たないとのことです。自然災害のような悲劇的でゆううつなことを聞くのはさらに良くありません。しかし、面白かったり元気にさせたりするものはインスピレーションを呼び起こすとのことです。

世界で何が起きているかについて情報を得ることは大切ですが、一日の仕事のめどがつくまで、そのようなニュース系のWebサイトや新聞は脇に置いておいた方がいいでしょう。

Psychological Scienceというジャーナルで公表された研究によると、悲しい気分にさせる短いビデオクリップを見た調査対象者は、前向きになるビデオを見た人よりクリエイティブに問題を解決できなかったとのことです。研究者のRuby Nadlerとその共同執筆者は、前向きな気分が「認知上の柔軟性」を向上させた一方、後ろ向きな気分は視野を狭めたと言っています。

調査対象者を一番暗い気分にさせた分野のニュースは何だと思いますか? それは、地震に関するニュースでした。

 ちょっとした気晴らしが創造性にいい影響のあることは、ある程度分かっていました。今回判明したように、仕事の始まりの最初の数分間にYouTubeを見て過ごすことに罪の意識を感じる必要は必ずしもないのです(その気晴らしが長時間でなければですが)。

 例えば、記事冒頭に載せた、インターネット上で人気の高い「段ボール箱の中で遊ぶ猫」のビデオなんていかがですか。

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