前回は、テクニックを駆使し、ときに大胆に切り込む手法で「15分のアポを取る」ところまでを紹介しました。今回はその続きです。アポが取れたその瞬間から、次は提案を作ります。その企業のことを詳しく調べることは必須です。
前回は、アポ取りの極意【電話編】で、テクニックを駆使し、ときに大胆に切り込む手法で「15分のアポを取る」ところまでを紹介しました。今回はその続きです。
アポが取れたその瞬間から、次は提案を作ります。その企業のことを詳しく調べることは必須です。
アポが取れてから実際にお伺いするまでの間に、やるべきことがあります。まずは訪問先企業のWebサイトをチェックします。
次に、提案書を作ります。
最後に、お客様と話をするときのポイントです。
ここで、提案書が刺さっていなければ「検討してこちらからまた連絡します」などで、即、帰されます。こういう場合は、ほぼ2回目のアポはありません。ここでこう質問してみてください。
「ありきたりな提案でしたでしょうか?」
「同じような提案は他社様からも受けていらっしゃいますか?」
と、自分の反省点をきちんと探ります。同じ失敗を2度繰り返さないためです。中には、この姿勢に打たれて「じゃあ、もう1回提案作ってきなよ」と言ってくれる人もいます。努力を惜しまない人に対して、人はチャンスをくれるものです。
提案書がお客様に響いた場合、トークタイムが必ず間に入ります。
「このプランは面白いけど、あと一歩何か足りないね」
「確かに今すべきはココだよね。もっと詳しく話を詰めたいね」
この場合、この答えを持って2回目のアポイントに臨みます。上記に書いたように「次週の同じ時刻」でアポを頂くのが一番良いです。
提案書が思いっきり響いた場合、以下のような質問を受けることもあるでしょう。
「いきなりアレだけど、これってコストはどのくらいかかるの?」
初回のアポでこういう会話になったら、その場で更に良い案のプランを即答し、見積書もスッとカバンから出すべきです。商談はスピードも大事だからです。どんな軽いアポであっても、見積書まで作成していくのは当然です。そもそも、お付き合いを始めたいからアポを取ったのですし、お取引を始める前提でお伺いするのが営業マンとしてのマナーであると私は考えています。
また、相手もこう思うはずです。
「ここまで準備しているということは、この営業マンは成約率が高いのだろうな」
「最初のアポでここまで準備・提案ができるということは、仕事を頼んだら面白いかもしれないな」
「仕事が好きで一生懸命なんだな」
これらの印象が与えられるだけで、大きなアドバンテージになります。
「○○社様のために、私なりに提案を考えてまいりました」
こう言えて初めて営業マンです。「考えて営業する営業マン」がひしめく中、一歩抜きんでて初めて「成約」を頂けるのです。そのためには、アイデアマンであり、明るい人であり、誠実な人であることが望ましいです。
無理やり結びつけるようですが、ジョギングはアイデアをぱっとひらめかせてくれる効果があり、スポーツは性格を明るくしてくれます。ゴリゴリの営業マンもカッコイイけれど、アイデアマンで明るい営業マンも素敵だと思います。人生を楽しみつつ、営業も楽しみましょう。(貫洞沙織)
※この記事は、誠ブログの風を切って走る!走る社長の軽快ブログ:アポ取りの極意 続き:初回アポでお客様の心を掴む!より転載、編集しています。
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