続いてチェックするのは、利用する予定の路線や、周辺の路線に遅延がないか確認する運行情報だ。運行情報は鉄道会社が発表するものと、アプリの利用者が情報を投稿するものの2種類がある。
鉄道会社が発表する「運行情報」は、神奈川県内と東京都内で掲載していた計10路線を確認。利用者が投稿する機能については、乗換案内(ジョルダン ライブ!)では10路線に絞り、NAVITIME(混雑リポート)では一括で投稿が見られるので、1ページすべてをスクロールしてチェックした。
運行情報の検索でかかるデータ通信量 | ||
---|---|---|
使用アプリ | 鉄道会社が提供した情報 | 利用者が投稿した情報 |
乗換案内 | 0.03Mバイト | 0.02Mバイト |
NAVITIME | 0.59Mバイト | 0.06Mバイト |
データ通信量は乗換案内の方が少ないが、NAVITIMEも1Mバイト未満だ。文字情報ばかりなので、通信量も少ないのだろう。NAVITIMEについては開くページが多く、そのぶん通信が多いのかもしれない。どちらにせよ日常的に多用しても、通信量の心配はなさそうだ。
ちなみに時刻表も見てみたが、どちらも通信量は0.2Mバイト弱だった。時刻表というと、文字がびっしりと並んでいるイメージを思い浮かべる人も多いだろうが、アプリの時刻表は分かりやすくまとめられているので使いやすい。
オフタイムの話ではあるが、旅行時(あるいは出張の帰り道など)はいつもと少し違った使い方をすることもあるだろう。乗換案内は路線検索だけだが、NAVITIMEはルートの地図も見られる。どこへ向かうか地図を見ながら決め、そこを目的地にしてルート検索をする……、こんな使い方をしたら通信量はどうなるだろうか。
横浜駅から静岡駅までの経路を地図付きで検索した結果、通信量は3.94Mバイトになった。やはり地図を表示すると通信量が増えてしまう。前回の連載で述べたように、さまざまな地域を見たり、地図の拡大/縮小を行えば通信量はさらに増える。旅行先を地図を見て決めたいのなら、Wi-Fi接続時に行ったほうがよい。
以上のように、乗換検索を行う場合は、どちらのアプリでも通信量は微々たるものだ。ほかのアプリも機能は似ているので、通信量も同じくらいだろう。ただし、地図を表示するときは注意する――これさえ頭に入れておけば大丈夫だ。
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