スマートフォン・タブレット端末向けのニュース閲覧アプリ「SmartNews(スマートニュース)」がリリースから14カ月で300万ダウンロードを記録した。メディアパートナーとの提携も強化し、広告表示も含めた取り組みも検討中としている。
スマートニュースは2月3日、スマートフォン・タブレット端末向けのニュース閲覧アプリ「SmartNews(スマートニュース)」が300万ダウンロードを突破したと発表した。提携企業の媒体コンテンツを表示する「チャンネルプラス」は55社102媒体と提携および協業を進行中(2014年2月現在)で、全ユーザーが購読するチャンネル数はのべ約460万に上るという。
SmartNewsは、Twitterで話題となっているツイートを独自のアルゴリズムで解析し、URL別に重み付けをすることで機械的に良質と判断したコンテンツを配信するニュースアプリ。Web上にある膨大なコンテンツの中からパーソナライズした情報を効率よく取得できることに加え、「スマートモード」と呼ぶ機能を使うことで、通常のWebブラウザで閲覧するよりも速いスピードでページ閲覧ができるのが特徴。加えて、ページを左右に送るスワイプ操作は「まるで新聞をめくるような動き」が体験できるようユーザーインタフェースにもこだわっている。
2013年には、Google Playの「アプリオブザイヤー 2013」や、App Storeの「BEST OF 2013」を受賞。月間アクティブユーザー率は75%、デイリーアクティブ率は38%を超える。チャンネルプラスへの誘導については、66媒体が月間100万PVを超えるなど、「提携メディアへの提供メリットも徐々に増している」(藤村氏)という。
事業面を担当する藤村厚夫執行役員はパートナー企業との協業について、「スマートモード」内で広告を表示する仕組みや、指定したページへの誘導といったマネタイズ面での施策を検討中とコメント。早期の実現を目指しながら、引き続きユーザーボリュームの伸びを重視する方針とした。
2月3日には、2月にロシア・ソチで開催される第22回オリンピック冬季競技大会関連の情報チャンネル「読売ソチ五輪ニュース」を開設。読売新聞東京本社が配信するソチ五輪関連のニュースが閲覧できる専用チャンネルを設けた。
今後もユーザーに良質な情報を届けるための機能追加を図りながら、パートナー企業との提携も積極的に進めていく考えだ。
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