面倒な手間をかけることなく、ヘルシーなあったかランチを用意できる――。こんなことを可能にするのが「スープジャー」(真空断熱フードコンテナ)だ。体とお財布にやさしい超時短ランチをお試しあれ。
12月中旬といえば、忘年会シーズンのまっただ中。つきあい酒の毎日に胃が疲れ、メタボの危機にさらされる時期でもある。せめてランチくらいは、あたたかくてヘルシーで、胃が休まるものを食べたい……そう思う人もいるのではないだろうか。
そんなビジネスパーソンにオススメなのが「スープジャー」(真空断熱フードコンテナ)だ。スープやシチュー、おでんなどの汁物を5〜6時間くらい温かい状態に保てるポット型の入れものなのだが、実はこれをうまく使うとヘルシーなあったかランチを超短時間でつくれてしまうのだ。
さっそくどんなレシピがあるのか見ていこう。
スープジャーを使ったカンタンレシピの基本は、(1)熱湯を入れて2分くらい温めたスープジャーを用意 (2)具材を入れる (3)熱湯を入れて2〜3時間待つ というもの。準備にほぼ1分しかかからないようなレシピもあるので、忙しいビジネスパーソンでも手間をかけずに用意できるのがうれしい。
それでは、スープジャーのレシピをシチュエーション別にご紹介しよう。
市販のスープの素を使ってほぼ3分くらいで準備できてしまうのがこのメニュー。バリエーションも豊富で、卵スープの素を使えばたまご粥になるし、お茶漬けの素でもおいしいお粥ができる。熱湯に2〜3時間浸したご飯はたっぷりと水分を吸収して分量が増えるので、少量で満腹感が得られる。玄米で作るとカロリー・栄養素の両面でなお良い。朝、お粥の準備をすれば昼頃には玄米も柔らかくなり、予想以上のおいしさだった。
“一人鍋”と聞くとめんどくさそうに思えるが、一人鍋用の「鍋キューブ」や「鍋ポーション」を使えば、スープジャーでも簡単に一人鍋ができる。カット野菜と鍋キューブをスープジャーに入れて熱湯を注ぐだけというお手軽さだ。白菜の芯や人参などの固い野菜を入れるときは、スープジャーに入れた野菜に熱湯をかけて1分放置し、熱湯を入れ替えて鍋の素をいれればいい。2〜3時間温めるだけで白菜もトロトロ。他の具材にもスープの旨味がしみている。冬の野菜は身体を温める効果のあるものも多く、刻んだショウガも入れておけば、身体が芯から温まること請け合いだ。
このスープにご飯を入れればお粥に、生米を入れればリゾットに、ショートパスタを入れればスープパスタになる。また、レトルトのトムヤムクンに春雨を入れれば、手軽なダイエット食ができてしまう。具材もカット野菜だけでなく、大根、じゃがいもなど、お好みにあわせていろいろ入れてみるといいだろう。ただし、生物(肉・魚)などなど一部の食品は火が通っていないとお腹をこわすことがあるので、事前に火を通しておくと安全だ。
スープジャーのあったかランチは、昼ご飯代の節約になるのもうれしい。スーパーのレシートを元に1食分を計算してみると……なんと1食分が100円前後でおさまった。おにぎりやサンドイッチを足しても500円程度ですみそうだ。
種類 | 素材 | 値段 | 数(弁当何回分になるか) | 単価 |
---|---|---|---|---|
調味料 | 鍋キューブ | 298円 | 8 | 37円 |
お茶漬けの素 | 168円 | 10 | 17円 | |
トムヤムクン | 208円 | 2 | 104円 | |
みそ汁の素 | 98円 | 8 | 12円 | |
参鶏湯の素 | 198円 | 3 | 66円 | |
具材 | 鍋用野菜 | 198円 | 2 | 99円 |
米(2キロ) | 980円 | 26 | 38円 | |
はるさめ | 100円 | 5 | 20円 | |
スープジャー向けのレシピはほかにも、メーカーサイトやレシピサイトに、たくさん公開されているのでチェックしてみよう。スープジャーの容量もスープがメインの少量タイプや、具材をたっぷり入れられる大容量タイプがあるので自分に合うものを選ぶといいだろう。身近にダイエット中の女性がいる人は、教えてあげると株が上がるかも。
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