PDFを翻訳して読むには(Google翻訳編)3分LifeHacking

英語のPDFを全文丸ごと日本語訳したければ、「Google翻訳」を使うとよい。PDFファイルをアップロードして変換前後の言語を指定することで、全文を訳せる。

» 2013年12月09日 09時00分 公開
[kizuki,Business Media 誠]

 前回「PDFを翻訳して読むには(Adobe Reader編)」では、PDFを英語→日本語に翻訳する方法として「Weblio英和辞典プラグイン」を紹介した。これは英単語をマウスオーバーするだけで意味を表示してくれるAdobe Reader用のプラグインだが、文章を翻訳する場合は文字数の制限があり、またポップアップ表示ではなくWeblioのサイトに接続する必要があった。単語もしくはイディオム単位で意味を調べたい場合は便利だが、長文を翻訳するにはやや不向きということになる。

 もし英語のPDFを全文丸ごと日本語訳したければ、Google翻訳を使うのがおすすめだ。PDFファイルをアップロードし、変換前後の言語を指定するだけで、全文訳が自動実行される。わざわざPDFからテキストやWordに書き出さなくとも、そのままアップロードするだけで翻訳してくれるので手軽だ。

「Google翻訳」トップページ。手元のPDFをアップロードするには下段の「ドキュメントを翻訳」をクリックし、PDFファイルを指定する

 変換に当たってはPDFファイル上の図版はすべて無視され、テキストだけが出力される。変換にかかる時間はほぼ一瞬だが、ファイルの最大サイズが5MBまでという制限があるので、それを超える場合はあらかじめページを分割するなどの下準備が必要になる。アップロードしたあとに必要なページを指定できるようになれば、なお便利になりそうだ。

PDFファイルを選択したら、何語から何語へ変換するのかを選び、「翻訳」をクリックする。今回の例であれば当然「英語」から「日本語」となる

 ちなみに今回はGoogle翻訳を使った方法を紹介しているが、GoogleドキュメントにもアップロードしたPDFファイルを翻訳する機能があり、ほぼ同様の結果が得られる。対象のPDFファイルがすでにGoogleドキュメントにアップロードされている場合には、こちらの方法が手軽でおすすめだ。

英語が日本語に変換され表示された。必要に応じて全文選択してコピペしたり、あるいは印刷機能を使ってPDFファイルに書き出せばよい
Googleドキュメントでも「ドキュメントを翻訳」機能を使うことで翻訳が行える。なおこのスクリーンショットでは翻訳する言語が「英語」になっているが、ここは翻訳先の言語なので「日本語」が正しい
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