PDFを翻訳して読むには(Adobe Reader編)3分LifeHacking

Windows用のAdobe Readerに「Weblio英和辞典プラグイン」を組み込んでおけば、PDF上の英単語の意味をポップアップ表示できるようになる。オンラインのWeblio英和・和英辞典と連携して最大4000文字までの翻訳も可能だ。

» 2013年12月03日 09時00分 公開
[kizukiBusiness Media 誠]

 海外のサイトを和訳しながら読むためには、ブラウザ標準の機能もあれば、辞書機能を持つプラグインも数多くリリースされている。またWordでも翻訳機能を利用すれば、ある程度の量ごとに日本語に訳すことができる。一方、これといった解決策がこれまであまりなかったのがPDFだ。

 今回紹介する「Weblio英和辞典プラグイン」は、Windows用のAdobe Readerで利用できるプラグインで、インストールすることで、PDF上の英単語の意味をポップアップ表示できるようになる。ブラウザで利用できる翻訳機能とほぼ同じ操作が、Adobe Readerで行えるという便利なシロモノだ。

Weblio英和辞典プラグインの使い方は

 インストールを行ってAdobe Readerを起動すると、メニューバーに「Weblio」という項目が追加されるので、クリックして初期設定を行う。

インストールが完了すると、Adobe Readerのメニューバー右端に「Weblio」という項目が追加される。ちなみに試した限りではAdobe Acrobatでは利用できなかった

 あとはPDFを読んでいてわからない英単語が出てくるたびにマウスオーバーすれば、単語の意味がポップアップ表示される。マウスオーバーするたびに毎回反応するのがわずらわしい場合は、範囲選択もしくは任意キーを押した段階でポップアップするようにも設定できる。こちらであればイディオムの訳も表示できるという利点もある。

単語にマウスポインタを合わせると意味がポップアップ表示される。これはウィンドウサイズ「小」の状態で、最小限の意味が表示される
こちらはウィンドウサイズ「大」の状態。成句なども表示される

 ポップアップには意味と簡単な用例が記載されており、クリックすればブラウザが起動してオンライン上のWeblioのサイトで発音なども再生できる。

「続きを見る」をクリックするとブラウザでWeblio英和・和英辞典が表示され、さらに詳細な意味を見たり、発音を再生することができる

 このほかオンラインのWeblio英和・和英辞典と連携して最大4000文字までの翻訳が行えたり、わからない単語をオンラインの単語帳に登録できるなど、かなりの多機能ぶりだ。英文PDFを読む機会が多い人は、インストールしておいて損はないだろう。

最大4000文字までの翻訳も行える。こちらはポップアップではなく、文字列を選択したあとに直接ブラウザで表示される
設定画面。ポップアップを表示させる方法(マウスオーバー、範囲選択)などをカスタマイズできる
ポップアップするウィンドウサイズは2段階で調節できる
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Weblio英和辞典プラグイン ウェブリオ 無料

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