1日3〜4時間立って仕事をするだけで、1年間に10回のマラソンと同じ活動レベルになる3分LifeHacking

1日中座っているのが体に悪いということは、今さら言うまでもありません。立っていることと、座っていることで、驚くほど健康に差がつくことが、最近の研究によって明らかになりました。

» 2013年11月12日 09時00分 公開
[Melanie Pinola(訳:的野裕子),ライフハッカー[日本版]]

 1日中座っているのが体に悪いということは、今さら言うまでもありません。1日ほんの数時間立っているだけでもかなり体に良いということは、知らないかもしれません。立っていることと、座っていることで、驚くほど健康に差がつくことが、最近の研究によって明らかになりました。

 BBCと英チェスター大学が、10人の少数の被験者グループに簡単な実験をしました。被験者に、少なくとも3時間はランニングマシンの上に立っているように指示し(動きを計測するため)、心拍数とブドウ糖の数値を計測しました。研究者は、被験者が1日数時間立っていた日と座っていた日の数値を測り、比較しました。

 その結果が以下になります。

  • 被験者が立っていた日は、座っていた日に比べ、食後に血糖値がかなり速く通常の値に戻りました。血糖値が高いと、心疾患や糖尿病になる危険性が高くなります。
  • 立っていることで、被験者の心拍数はかなり高くなり(大体1分間に10拍以上)、座っているのに比べ、1時間につき50カロリー多く燃焼します。年間にすると、約30,000カロリー以上、もしくは脂肪8ポンド分(約3.6キロ)に相当します。

「活動レベルに直すと、1年間で10回のマラソンに相当します。仕事中に1日3〜4時間立っているだけでです」とBuckley博士は言います。

 もちろん、これは小規模で簡単な実験に過ぎませんが、体重を減らしたい、もしくはキープしたいと思っている人にとっては、座っているよりも立っているほうが健康に良いということを示すものの1つです(だからと言って、定期的に運動をしなくていい言い訳にはなりませんが)。気になった人はぜひ今すぐ試してみてください。

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