1995年の発売以降、160万人以上が愛用する「『超』整理手帳」。2014年版はスマートフォン連係文具「SHOT NOTE(ショットノート)」とコラボした。両製品がどのような経緯でコラボすることになったのか、その裏側を聞いた。
「アナログとデジタルの融合」――それをコンセプトにした2つの文具がコラボした。「『超』整理手帳 ×SHOT NOTE」。18年もの間、多くの愛用者を生み続けている最強の手帳と2年前に世に出てから多くのファンを作り出してきた最強のデジアナ文具がどのような経緯でコラボしたのか、その裏側を取材した。
―― 1995年に発売されてから160万人以上が愛用している「『超』整理手帳」と2011年2月から、と比較的新しい部類に入るデジアナ文具「SHOT NOTE(ショットノート)」がどのように出会ったのか、その経緯を教えてください。その出会いはいつだったのでしょうか。
清水貴仁氏(以後 清水) 「『超』整理手帳」を出している講談社の方とお会いしたのは、2012年秋の「文具祭り!」でした。そこで、先方から「ぜひともショットノートと『超』整理手帳をコラボしたいけど、何かできないですか」という話で盛り上がりました。
遠藤慎氏(以後 遠藤) この「文具祭り!」は文具好きのだいたひかるさん主宰なのですが、彼女と旦那さんが出会ったのもこのイベントだったのですよ。出会いと最強のカップリングが生まれるのにもってこいのイベントなので、この出会いがいい方向に進むと確信しました。
清水 で、再度2013年春の「文具祭り!」でお会いして、「『超』整理手帳」と「SHOT NOTE」のコラボの話が出ました。なので、足掛け10カ月で形になったわけですね。弊社のSHOT NOTEはまずはアナログでメモをして、それをスマートフォンアプリ「SHOT NOTE」で撮影し、デジタルで保存するという「デジアナ文具」ですが、講談社さんが2010年にリリースした「『超』整理手帳」のアプリもアナログとデジタルのイイトコどり。そう考えると両者の親和性はかなり高いのではないかと思っています。
―― 確かにどちらもデジタルとアナログの融合という同じようなコンセプトで開発されていますね。この「『超』整理手帳 × SHOT NOTE」ですが、名前をお聞きした当初は「カレンダー部分にSHOT NOTE特有のマーカーが付いているのかな」と思ったのです。しかしそうではなく、SHOT NOTEが付録のように別に付いていますよね。このような形になるまでにいくつか改良を重ねたりしたのですか?
清水 そのような(カレンダーにマーカーを付けるという)話も出たのですが、それでは何か違うぞ、と。カレンダーは長期に渡る予定やその日限りの予定、ToDoなど、今までと同じように使っていただき、その予定をこなしていく中でメモを撮りたくなった場合にこのSHOT NOTEを使ってもらう、という使い方を想定しました。
遠藤 「『超』整理手帳」アプリでは日付で管理、という形を取っていますし、アプリ内で写真を撮れますので、SHOT NOTEに書いたらすぐに撮影して、カレンダーの日付に紐付てもらえれば良いのではないかと。
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